十五歳だけど四年生！？【忍たま】

忍者22 ページ24

滝夜叉丸side→Ｎｏside
　


やっと実戦が終わった！


まぁあんな簡単なもの、この学年一位の成績を持ってなお美形な私がこなせない訳がない！





よし、まだ三木ヱ門も帰ってきて無いようだな！

さすが私だ！！！




　


「ふっ...やはり私は何でも美しく華麗にこなしてしまう！


あぁ...！なんて罪深いんだ！







！門が見えてきた」





ｻｯ






　


...ふぅ、やはりやはり私が一番だな！



さて、先生に報告を......






　



　





ﾋｭﾝｯ＿＿＿＿!!!









ﾋﾟｯ





「ｯ...!?



な、何だ！？何処から...？！

曲者か！？」

　


滝夜叉丸はすぐにリンコを構える...






　


が、いち早く頬の痛みに気づく。




　



　
痛む頬に手を添え、近くの池に顔を映す。


そして自分の顔を見た滝夜叉丸は...




　



「？...





　



　


　

！！？

な…！？なぁあぁあぁあぁぁ？！？！」





　

大声で叫んだ。







「な...！？これ、は...！！



わ、私に美しい顔に...！顔にｯｯ...！！！





　


　


　






なんて事だッ...！！！









　


　






傷がぁぁああぁぁあぁあ！！！」






　

もはや狂人。

だが自慢の顔に傷がついたらこうなるのも仕方がない。



　







滝「あｯ...あぁ...！！」




絶望のどん底に落ちる滝夜叉丸。







　




　



その時...

　



『大丈夫ですか...！？』



　

　

Aが、滝夜叉丸の前に姿を晒した。




　


「！なに奴っ！！








ッ＿＿＿...！」




滝夜叉丸は曲者かと思いもう一回リンコを構えたが...






　


　



　


曲者と思われる者の方を向いた瞬間...自分でも、息を呑むのが分かった


　




　

　







何故ならそこには...





『ぁ...！すみませｯ...‼



で、でも！私ｯ、怪しいものでは...！！」






Aは必死に曲者でないと否定するが...今の滝夜叉丸の耳には何も入らない。





　

　



「...」








　

滝夜叉丸は目を見開きながら...ただただ目の前にいる...

　







『わ、私は...！そのｯ、まだ、詳しくは言えないんですけど...ほｯほんとに曲者などではなく...！』

　


　





可愛らしく...触れば消えてしまいそうな、まさに可憐な少女に...





　

　




『あ...あのｯ......』

　





　

　








　



目を奪われていた＿＿＿＿＿。

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