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サファイアは回収された ページ25

一方、カラ松の回収に向かったおそ松達は公共の乗り物を乗り継いで、カラ松とAの向かったテーマパークへと向かい、何とか彼と車を迎える事には成功した。

しかしその頃にはもう2時間近く時間が過ぎようとしており、チョロ松達は焦り始めていた。



「おいゴラクソ松ゥ?テメェ、なァにやらかしとんじゃボケ!!!だァアからあれっっほど貰った物ホイホイ口に入れるなっつったろ!!!シバキ殺すぞ!!?」

「ひ、ヒィッ!」



その焦りからか、カラ松に会って開口一番にチョロ松はまだ完全には動けないカラ松の胸倉を掴むと、ヤンキーの如く睨みを効かせて怒鳴りつけた。

これにはカラ松だけでなく周りの客も何事かと視線が集まり、職業柄あまり目立ち過ぎるのはアレなのでおそ松とトド松が何とか静めて、とりあえずは落ち着いた。



「まぁ、仕方ないと思うよ?だってAちゃんがわざわざ自分の為に買って来てくれた水だもんね?
今の今までフツーに仲間として生活して来たんだしさ?飲んじゃっても仕方ないと思うよ?」

「つか、なんっであの女も毒なんて隠し持ってたんだよ?!誰だアイツに毒渡したのっ!?」

「デカパンかな?!」

「アイツはそういうのはホイホイくれねーよ、十四松」

「毒の専門家は一松兄さんだよね?」

「いや、あげるわけないし。
……まぁ、コレクション見せた事はあるケド」

「絶対その時だろっ!!」



彼女が毒を隠し持っていた事について、心当たりがあるらしい一松。
彼は毒の一部を収集していて、1度ソレを彼女に見せた事があるようだった。

大方その時に盗られてしまったのだろう。


「そんな事より!」とカラ松は声を張ると、兄弟達を見遣り真剣な表情で告げた。



「早くAを追いかけよう…!
彼女が何処か遠くへ行ってしまう前に!」

「「当たり前だボケっ!!」」



しかしカラ松の言葉はチョロ松とトド松により一蹴され、カラ松はまた眉を下げた。

サファイアは告げる→←彼女は限界だった



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(プロフ) - 朝から暇潰しにと軽い気持ちで読み進めてたんですが、書き方や設定の作り込みにすごく惹き込まれて一気に最終章まで読み進めてしまいました……特に主人公対兄松それぞれのやり取りにはすごく圧巻したというか、兎にも角にも笑いあり感動ありですごく面白かったです;; (2022年4月30日 0時) (レス) @page50 id: a82882ac10 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - トマトの王様さん» コメントありがとうございます!終わってしまいました…!楽しんで頂けたようで良かったです^^ここまで読んで下さりありがとうございました〜!! (2019年8月1日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
トマトの王様 - うわあぁぁぁぁぁ!遂に終わってしまった…!( ;∀;)読んでてとても楽しかったです。お疲れ様でした! (2019年7月31日 14時) (レス) id: 5390b171c6 (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - arumo?さん» コメントありがとうございます!お疲れ様ですっ( ˇωˇ ) (2018年10月10日 0時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
arumo?(プロフ) - お疲れ様です! (2018年9月29日 11時) (レス) id: ee4365cb85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月9日 1時

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