◇ラプンツェルと御守りの中身 ページ10
「はーぁ、じゃあ言う事聞かない悪い子チャンにはこの御守りはいりませんでしたかねェ？」
「っ…？！だ、ダメ！いる！！返して！！！」
ずっとずっと腹立ってたら、フドウが差し出してた御守りを引っ込めるので、私は慌てて首を横に振ると、フドウはまた呆れたような顔をして、再び私に御守りを差し出した。
ようやく私はその御守りを受け取ると、今一度自分の物が確認する。
表も裏も見覚えのある、見慣れた模様。手触り。
結んである紐は紫色。その下に『無病息災』の文字。
あとは…………
「……えっ」
私が結んである紐を解くと、フドウがｷﾞｮｯとした顔をする。
それもそっか。普通、御守りの中身なんて見ないし、開く事もないもんね。
でも私の御守りには、他の御守りには無い唯一の物が入ってる。
ソレを確認するまでは、コレは私の御守りとは言えない。
紐を解いて、中身を取り出す。
そうしたらちゃんと入ってた。
私の大切な、宝物。
もう手に入らない、唯一の物が。
「……！」
「…なんだ、ソレ」
�狠羶鉢瓩鮗茲蟒个靴董∋笋篭擦鯢錣撚爾蹐后�
ああ、良かった。これは私の御守りだ。
今日ずっとずっと、ずーっと探してた御守りだ…！
嬉しくて、ソレも胸に抱き寄せると
フドウは怪訝な顔をして�狠羶鉢瓩鮖愃垢靴拭�
だからフドウに見せてあげたら、途端にフドウは目を見開く。
その反応を見て、やっぱりコレを
「�犹依佞離�ローバーの押し花�瓠�
お母さんと一緒に作ったんだ！」
「……」
「貰ったはいいけれど、どんどん劣化してっちゃって……
でも、どうしてもこの三葉、捨てたくなくて。
そうしたらお母さんがね、この……ラミネート？って言うのを買って来てくれてね！『押し花にしちゃえば、ずっと持っておけるわよ』って！」
気付いてるかな。気付いてるよね。
そんな事を思いながら、私はちゃんと話してあげた。
本当は本の栞にしようと思ったんだけど、その直前に先生から御守りを貰ってね。
クローバーも小さいし、長い茎を切って御守りの中に入れられるようにすれば、ずっと持っておけるよって言われて。そうしたんだ。
色はちょっと汚くなっちゃったけど……でも、あの時私にくれたクローバーだもの。
四葉でもないけれど、私にとっては宝物。
本当に本当に、大切な物なの。
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＊IJu＊(プロフ) - カニ味噌汁さん» コメントありがとうございます！そんなにお褒め頂き嬉しいです…！楽しんで頂けているようで^^更新頑張りますー！ (2022年10月17日 1時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
カニ味噌汁(プロフ) - 今まで見てきたイナイレの作品の中で一番好きです！更新頑張ってください！ (2022年10月11日 4時) (レス) @page45 id: cefe10f937 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2022年9月10日 1時) (レス) @page38 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます！本当最高です！ (2022年8月11日 16時) (レス) @page30 id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - たけのこさん» コメントありがとうございます…！気に入って下さって嬉しいです^^更新頑張りますー！ (2022年8月8日 14時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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