◆悪者は尋ねる ページ29
「…どうして、あんな時間にAちゃんの部屋に？」
「別に何だっていいだろ？制限だってそこまでされてないんだしよォ？俺がいつ、何処で、何をしてようが、マネージャー様には関係ないのでは？」
「怒鳴り声が聞こえたの。不動くんの声で。
何をしていたかは分からないけれど……不動くんが怒鳴る所なんて、見た事も聞いた事もなかったから。
前みたいに、Aちゃんにまた酷い事してるんじゃないかなって……思っちゃって」
おやおや、これまた酷いなぁ。俺って信用ねーの。
ま、当たり前か。
恐る恐る、でもその眼光は睨む様に俺を見据えていて、俺はどう答えようか考えてみる。
どう答えたら面白いだろうなぁ……？
単純にそこで肯定してもつまんねーし。
かと言って正直に否定しても怪しまれそう。
勿体ぶってもいいケド、それを変にちんちくりんに察されると面倒になりそうだ。あのおチビさんは脳味噌はまるでお子ちゃまなのに、たまーに鋭い所とかあるから厄介なんだ。
「酷い事、ねェ…？例えば？」
ちょっと考えて、俺は敢えて尋ねてみる。
そうしたら彼女は一瞬、拍子抜けした顔をした後、また俺を睨んだ。
曖昧にぼかした所を聞かれて、答えを憚られてるのかな？
でも……なァ？�犢鵑せ��瓩辰洞饌療�にはどんな事かわからないもんなァ？
もしかしたら、いつもみたいにちょーっと意地悪しただけで�犢鵑せ��瓩靴討襪辰道廚錣譴討襪�もしれないし？そこん所はハッキリさせてほしいよなァ？
「ちんちくりんに意地悪してる時の事か？
それとも、チビ助連れて勝手にどっか行った時の事？
……あ！もしかして、前に……」
「…………どうして、そうやって誤解されるような事を言うの？」
……一瞬、何を言われているのか分からなかった。
折角、興が乗って来たってのに。
続けられた言葉で、一気に冷めてしまった。
「どうして、そうやって自分が悪者になるように言うの？」
いつの間にか、彼女は憐れみの瞳で俺を見ていた。
まるで可哀想なモノを見る瞳だ。
何なんだ、さっきまで警戒してたクセに。
まるで何処かの誰かさんのように思えて
俺は思わず眉を顰めた。
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＊IJu＊(プロフ) - カニ味噌汁さん» コメントありがとうございます！そんなにお褒め頂き嬉しいです…！楽しんで頂けているようで^^更新頑張りますー！ (2022年10月17日 1時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
カニ味噌汁(プロフ) - 今まで見てきたイナイレの作品の中で一番好きです！更新頑張ってください！ (2022年10月11日 4時) (レス) @page45 id: cefe10f937 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2022年9月10日 1時) (レス) @page38 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます！本当最高です！ (2022年8月11日 16時) (レス) @page30 id: b236fc8679 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - たけのこさん» コメントありがとうございます…！気に入って下さって嬉しいです^^更新頑張りますー！ (2022年8月8日 14時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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