水族館のお話なのです ページ47
何とか雄太くんには�爛侫鼻爾気鶚瓩噺討个擦觧�に成功し、改めて雄太くんは不動さんと私を見遣る。
しかし今のやり取りで若干傷付いた不動さん。
雄太くんと目を合わせようとはせず、目線をズラしてムッと眉間に皺を寄せていました。
「…ねぇA、フドーさんってAの何？」
「……」
「サッカー部のコーチです」
「なんで一緒にいるの？デート？」
「はい、デートです」
「否定しろ、馬鹿」
まるで警察の取調べの如く、尋ねられる疑問に私は正直にお答えした所、不動さんから頬を抓られまして。
軽くでしたけれど、不意だったもので。
思わず「いたたたたっ」と声を出してしまう。
そうしたら瞬くんが「暴力だー！」と言うものですから。不動さんは慌てた私の頬から手を離しました。
「デートじゃねーよ。さっきそこでかち合ってな。
そしたら『お使いに付き合って下さい』って頼まれたものだから、付き合ってやってんだ」
「じゃあその手に持ってるお揃いの紙袋は？」
「私の荷物を不動さんに持っていて貰ってるんです。
今日、松風くん達と一緒に水族館に行ったんですよね、私」
「水族館！いいなぁ〜！
ねぇねぇ！何見たの？何いたの？サメとかいた？！」
「いましたよ。こーーんなおっきなサメが」
水族館に行ったお土産の紙袋を指摘されてﾋﾔｯとしましたが、瞬くん、ナイス話題そらし。
私はソレに乗っかって、ちょっぴり大袈裟に言いながら両手いっぱい広げる。
案の定、瞬くんの瞳はキラキラ。
「いいなぁ」を連呼して羨ましそう。
なのでイルカショーの話や変わった魚のお話もしてみたら、それはもう楽しそうに聞いてくれました。
「俺も行きたいなぁ、水族館！」
「一緒に行けたら行きたいですね。
ナマコとかも触れましたし」
「それはいい………」
「あ、ナマコ触りたくないんですか……」
「……」
そのままふれあい広場の話もしましたが、どうやら瞬くんはそういうのは苦手が御様子。
ちょっと残念でしたが、おかげで話題は完全に逸れました。
雄太くんの視線が気になりますが、不動さんの話題にはならなさそうです。
「悪い悪い、もど……って、まだいたのかお前ら」
しかも丁度そのタイミングで瞬木くんも戻って来ました。
瞬木くんは最初、優しい声で話し掛けて来ましたが
私達を見ると途端に顔を顰め、低い声で言い放つ。
折角待ってあげましたのに……酷い人なのです。
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＊IJu＊(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» コメントありがとうございます…！楽しんで頂けたようで良かったです^^更新頑張りますー！ (2021年11月4日 1時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2021年11月3日 4時) (レス) @page50 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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