いつものスタイルなのです ページ29
朝食を食べた後は部屋に戻って着替え、出掛ける準備を進めます。
因みに今日はいつもと違って女の子っぽい服装にしてみたんですよ。
いつもは短パンですが、スカートとか履いたりしてみたり。マキさんから借りたベレー帽とかも被ってみたり。
髪型は悩みました。
結んでみたりしたんですけれど、どうもしっくり来なくって。
最終的に前髪を葵さんに貰った可愛らしいピンで留めただけのいつものスタイルに。
「……よし」
鏡の前で一回転して、変な所が無いか最後の確認。
寝癖は……無し。跳ねている場所も無し。
スカートがめくれていたりもしていないし、コーディネートも悪くない………はず。
最後に前髪を少し弄って、私は部屋を出て玄関へと向かう。
お気に入りのブーツを履こうと靴箱から取り出したその時、丁度すぐそばの部屋から狩屋くんが顔を出しました。
「わっ………A？」
「はい、古城Aです」
私を見つけた途端、狩屋くんは驚いた顔をしながら目を瞬かせる。
ほんのり頬が赤い気がするのは気のせいでしょうか。
とりあえず狩屋くんの問いに応えると、狩屋くんは「そ、そう……」と1度私から目をそらし、再びこちらに視線を戻した。
「……行くの？」
「はい、行きます。
夕飯前には帰って来ようとは思いますが、遅くなりそうだったら連絡しますね、ヒロトさんに」
「そっ……そこは南雲さん達に……
せめて、俺に連絡しろよ。そうしたら伝えてやるから」
「……その手もありましたね」
「逆に今まで思いつかなかったんだ……」
気まずそうだった狩屋くんですが、私の一言に呆れ顔に変わる。
そうか、狩屋くんに連絡すれば、彼を通してお日さま園の方々に通達する事が出来ましたね。
どうして今まで思いつかなかったんでしょう。
呆れられるのも当然です。
なら、遅くなりそうになったら狩屋くんに連絡しましょう。
そうすれば玄関前で南雲さんや風介さんに待ち伏せされる事も無くなりそうです。
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＊IJu＊(プロフ) - 橋本アリィちゃんさん» コメントありがとうございます…！楽しんで頂けたようで良かったです^^更新頑張りますー！ (2021年11月4日 1時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - とても面白かったです！続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2021年11月3日 4時) (レス) @page50 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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