注意報▼08 ページ8
「ちょっと本当に大丈夫？？」
次の日の朝
昨日と同じようにミコが私を心配する
その理由はまたもや、寝ていない。
あんな風に当たってしまっては推しキャラのブロマイドなど一生返してもらえない気がする
「また寝れなかった」
心配そうな顔してくる彼女に
とりあえず笑顔を向けておく
次の時間が体育とか事件だ。
軽く吐き気がしてきた。
次の時間バスケだなんて、暴れたらぶっ倒れそう…
だけど、休むわけにはいかなくて
出ることにした。
*
「ほんと、保健室行った方がいいよ」
ミコが体育館についてからも心配してくれる
「大丈夫！大丈夫！昨日も大丈夫だったんだし！！」
べつに誰かが私の心配をするわけなんかじゃないけど
倒れた時に運んでもらいたくなんてないのだ。
だったら休めって話だけどね。
ああ、推しが運んでくれたら嬉しいのにな
なんて、側にいるわけじゃないから無理だ
とりあえず試合をやるらしくてコートに入る
反対側のコートでは男子がバスケをしていた
その中に相川君も、昨日パンをくれた赤い人もいた。
身長が高いからかな、
それとも普通にかっこいいからかな
彼らのバスケしている姿はすごくキラキラしているように見えて
まるで画面の向こうの人みたいだ。
ぼーっとしてると突然パスが回ってきた
とりあえずボールを取ることはできた。
一回はシュートしておかないと
周りに何か言われそうだな…
トキプリの推しは運動神経いいんだし
褒めてもらいたい。彼に！！
その一心でとりあえずシュートをうちにいく
少しフラフラするけど
とりあえず推しのためと思えばなんでもできる
なんでか、全然ボールを敵が取りに来なくて
とりあえず私がドリブルすれば道が空いた
「A…！」
ミコの声が少し遠くに聞こえた。
「大丈夫なのか？？」
先生の声も聞こえた気がする
とりあえずボールをシュートしようとした時
視界が真っ暗になって
チカチカした
ボールを何処に飛ばしたらいいのかわからなくなって
私の手に力が入らなくなった
やばっ…
手からボールが落ちていったのはわかった
身体中の力が抜けて
私はそのまま床に倒れた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 675人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rmd(プロフ) - さくさん» ありがとうございます！！続編ってどうしても考えるの難しくて、いい案が出たら書こうかなって思います！！こちらの作品も読んでくださりとても嬉しいです(^^) (2019年6月9日 23時) (
レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
さく - とてもよかったです！おわってほしくない！ (2019年6月2日 19時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 美桜さん» こちらこそコメントをして下さりありがとうございます！！新しい小説も楽しんでいただけるようなものにしますね！(^^)/ (2019年2月7日 22時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 返事くださりありがとうございます！新しい小説も見ますぞ！ (2019年2月7日 20時) (レス) id: 8e80da8dc1 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - アリスさん» 幸せになっていただけて嬉しいです！！デロデロに溶けていただけて良かったです！！！！！\(^^)/ (2019年2月5日 17時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rmd | 作成日時：2019年1月13日 22時
