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注意報▼38 ページ38

「ほんと、Aがバスで帰らないからこんな時間になるんだよ?」






家に着くと相川君はそういうから

スマホの画面を見ると22:00だった





「相川君…ありがとう」





本当に送ってもらってしまった。


帰る途中、特に朝のことを問われることなんてなくて



ただ単に
私のプロフィールを問われた


誕生日とか、好きな色とか
好きな食べ物、嫌いな食べ物


どうして?と聞けば



僕、Aのことほぼ知らないから気になったの。と言われた。




私も相川君のことを知らないから、聞かれたことをそのまま聞き返した。


彼にお礼を言うと、


「どういたしまして。」



と返事が帰ってきた。






彼にこの気持ちがバレてしまうのが怖い


女の子の気持ちなんてすぐ見抜けちゃいそうな彼が怖い





私の気持ちなんて、もしかしたら周りに比べたら小さいかもしれないし



浦田君以外に興味が湧くなんて初めてで




私は相川君の顔を見ることができなかった。







「あー、A」




「どうしたの、相川君」






なかなか私の前から立ち去らないなって思っていたら彼が私の名前を呼んだ。




「Aが朝、坂田と話してたこと…むやみに聞かないけど」






返事だけして俯くままの私に



朝のことを話し始めた



やっぱり何か思ってたんだ…



そうだよね。



心の中で何を言われるかと思いながらも
彼の次の言葉を待った。






「ちゃんとAが教えてくれないと」





そっと相川君の指が私の耳に触れた




そっと近づいた彼との距離に
ドキドキして、なんだかクラクラしてしまいそうだった

「相川君…?」




彼の口から出る息が耳に吹きかかって
心臓の音が相川君に聞こえてしまいそうだ








「意地悪するからね」

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Rmd(プロフ) - さくさん» ありがとうございます!!続編ってどうしても考えるの難しくて、いい案が出たら書こうかなって思います!!こちらの作品も読んでくださりとても嬉しいです(^^) (2019年6月9日 23時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
さく - とてもよかったです!おわってほしくない! (2019年6月2日 19時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 美桜さん» こちらこそコメントをして下さりありがとうございます!!新しい小説も楽しんでいただけるようなものにしますね!(^^)/ (2019年2月7日 22時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 返事くださりありがとうございます!新しい小説も見ますぞ! (2019年2月7日 20時) (レス) id: 8e80da8dc1 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - アリスさん» 幸せになっていただけて嬉しいです!!デロデロに溶けていただけて良かったです!!!!!\(^^)/ (2019年2月5日 17時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rmd | 作成日時:2019年1月13日 22時

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