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注意報▼37 ページ37

やっぱり家までの道のりは遠いし、
暗いし…






いつになるかわからない道を歩き続ける







「あー、本当アホじゃないの?夜道1人で歩くとか…襲われたいわけ?」





私が月をぼけーっと眺めながら歩いていると




怒ったような声が聞こえた






「……あ、相川君」




なんでここにいるのかわからないけど






会えないだろうし、話しかけてもらえないかと思っていた彼が目の前にいるから




「は…なんで泣いてるの??」




目から自然とぽたぽたと雫が垂れてきた





「相川君が目の前にいるから」





少し怒ったような顔をしてた彼は
私がそういうと
溜息をついて




「1人で歩くの怖かったんならうらたさんにでも送ってもらえばよかったのに」





そう言ってきた。





「…なんで浦田さんの名前が…」





私が浦田さんといたことなんて
言ってないのに






「…別に」






相川君はぶっきらぼうにそういう
そして私の手を掴むと
指を滑り込ませてきて




何処かに消えたら困るから
それだけだからね?


なんて言いながら少し笑みを浮かべた



「仕方ないからAのこと、僕が家まで送り届けてあげる」









唇が弧を描いて
相川君の低くて優しい声が



真っ暗な闇の中から聞こえて


私は握られた手をぎゅっと握り返して

相川君の隣を歩いた

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Rmd(プロフ) - さくさん» ありがとうございます!!続編ってどうしても考えるの難しくて、いい案が出たら書こうかなって思います!!こちらの作品も読んでくださりとても嬉しいです(^^) (2019年6月9日 23時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
さく - とてもよかったです!おわってほしくない! (2019年6月2日 19時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 美桜さん» こちらこそコメントをして下さりありがとうございます!!新しい小説も楽しんでいただけるようなものにしますね!(^^)/ (2019年2月7日 22時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 返事くださりありがとうございます!新しい小説も見ますぞ! (2019年2月7日 20時) (レス) id: 8e80da8dc1 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - アリスさん» 幸せになっていただけて嬉しいです!!デロデロに溶けていただけて良かったです!!!!!\(^^)/ (2019年2月5日 17時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rmd | 作成日時:2019年1月13日 22時

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