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注意報▼27 ページ27

*



変だ。

変なんだ。









「ちょ、A…また寝不足なの??」






学校に行けば、ミコが私を見てそういう









どうして私がこんなモヤモヤしたことになっているのかわからなくて寝れなかったなんて



相談なんてしたら騒がれそうだから言えないよね




相変わらず相川君は女の子に囲まれてて


ちらりと見えた相川君の笑った表情に
なんだか
その顔を見れたのは私だけじゃなくて

たまたまなんだってことを思い知らされる





「琴山さん、顔死んどるやん」




その声で考え事をしてた私は、目の前に視線を移す




「坂田君…」



赤い髪の毛を揺らしながらニコニコと笑う





「また寝不足?」





「たぶん…」







なんで目の前に坂田君がいるのかちょっとわからなかった。





「まだ授業始まるまで時間あるし、俺とお話ししよ?」




コテンと首を傾げた彼は私の返答を聞く間も無く手を掴んで廊下へ連れ出してきた







*



*








突き当たりの角を曲がると、あまり人がこない場所にきた







「琴山さん、どうしたんやそんな顔して」




そしてすぐに彼は聞いてきた





「いや、眠れなくて」




そういうと、少しだけ彼は笑った






「寝れなかったのは嘘じゃないみたいだね」







「だけど、寝れなかった理由は誰のせいなん?」






「誰って…私が寝なかったのがいけない…」



そう答える私に、坂田君はもっと口角を上げ出して




「うらたさん??それともまふくん??」








じーっと私を見つめて
二択しかない質問をしてくる




「……っ…わ、わかんないよ」







「わからんの??仕方ない…どちらかわからせてあげる」






坂田君は意地悪そうな顔をして




私の腕をぎゅっと掴むと
壁にぐっと押さえつけてきた





「んんっ…坂田君…」



「ねえ、琴山さん。素直に答えてね?」






少しだけ、坂田君を怖いって思った

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Rmd(プロフ) - さくさん» ありがとうございます!!続編ってどうしても考えるの難しくて、いい案が出たら書こうかなって思います!!こちらの作品も読んでくださりとても嬉しいです(^^) (2019年6月9日 23時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
さく - とてもよかったです!おわってほしくない! (2019年6月2日 19時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 美桜さん» こちらこそコメントをして下さりありがとうございます!!新しい小説も楽しんでいただけるようなものにしますね!(^^)/ (2019年2月7日 22時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 返事くださりありがとうございます!新しい小説も見ますぞ! (2019年2月7日 20時) (レス) id: 8e80da8dc1 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - アリスさん» 幸せになっていただけて嬉しいです!!デロデロに溶けていただけて良かったです!!!!!\(^^)/ (2019年2月5日 17時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rmd | 作成日時:2019年1月13日 22時

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