あい！あむ！あ！動ける引きこもり！【イナズマイレブン オリオンの刻印】

「まだまだ続くよ番外編！！」 ページ29

初恋の人だもの。忘れるわけないじゃないか

充の顔はほんのり赤い

充「そっ…か……

弥哥はまだ俺のこと好き？」

と思ったら今度は心配そうにそう聞いてくる

捨てないで……みたいな顔しながら

「うん…大好きだよ。いつまでも

前みたいに一緒にサッカーできないのは寂しいけどね

今、私の隣りを走ってるのは充じゃなくて光だから」

充「そっか。でも隣りが光なら安心だな！

な、弥哥……」

「何？」

充「俺は光といつでも一緒に居るからさ…本当にオレが好きなら光も愛して？

結局俺は光で光は俺だったんだしさ」

「……うん……まあ、そうだね…

ね、充…

＿＿＿＿もう、置いていかないでよ？」

充「当たり前だろ？

俺とアンタと光は一心同体。もう独りじゃないさ」

「充…」

充「何？」

「変わったね」

充「そう？」

「うん」

充「そっか…じゃあ弥哥はさ、俺がどんなに変わっても……例え悪霊になったって愛してくれる？」

そんなん…

「当たり前でしょ？」

充「へぇ……意外かも」

「どこが？」

ん？私変なこと言った？

充「いや、流石に悪霊になったら塩振りまいて御札投げつけてくるかな…と」←

「お前は私をなんだと思ってんだ」

充「限りなく悪霊に近い動ける引きこもり？？」

「動ける引きこもりは間違ってないけどなんだ悪霊に近いって」

しかも限りなくって←

偶にブリッジで移動してみたりと悪霊的な動きはしてるけど(それだよ)

充「もう…顔が怖いって……冗談で言ったつもりなんだけど？」

「なんだ冗談か( ˙-˙ )ｽﾝｯ」

充「今までも俺が言ったことって大抵冗談だったでしょ？」

「そういえばそうだった」

充「でしょ？」

充がクスッと笑う

またあのいたずらっ子の表情

私の好きな表情のひとつ

…また見られるとは思ってなかったなぁ

「ふふっ…なんか懐かしいや……」

充「懐かしい？」

「うん、懐かしい」

充「何で？」

「…充と話すの久しぶりだもん。言うてそんな時間経ってないけどさ……

でも何かすっごい時間が経った気がするんだ」

充が居なくなってから周りともあんまり話さなくなったしね

充「そっか。でも俺も凄い時間が経ったように感じるよ

それにまた弥哥とこうして話せるなんて夢みたいだ…

周りの奴らは俺の声も聞こえないし、まず俺が見えないみたいだったから他人と話すこと自体久しぶりだしな」

「じゃあ私が見えるし聞こえるのは何でだろ？」

充「愛の力(笑)とか？」

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