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.
��ビッ��
A 「どうぞー」
隆二 「ありがとう。」
ジムの駐車場の隅に車を置いてる私は
カギを開けて助手席に隆二君を乗せた
今日はもう他に車が無くて残ってるのは私の車だけだった。
��バタン��
隆二 「おっ！どうした？Aちゃん 」
A 「車の暖房壊れてるから寒いんです…」
隆二君の右腕に絡みついた私。
肩に頭を授けて服から伝わる隆二君の体温が心地良い。
こうゆうの重いかもしれないけど
私は表情が顔に出にくいから2人の時は素直になりたい。
隆二 「駒野さん…」
A 「えっ…？」
そんな私の頭を左手で優しく撫でてくれる隆二君の口からでた駒野さんの名前。
隆二 「Aちゃんのロッカーの中を濡らしたの
駒野さんかもしれない。」
A 「えっ！？ でも今日休みだったから
ジムには来てないんじゃ…」
確か今日は研修で本社に行ってたはず。
隆二 「終わってから戻ってきたんだって」
A 「どうして…」
ホントに駒野さんがやったの？
隆二 「大崎さんの予約変更をわざと間違えた事も
Aちゃんがスウェットで仕事に来たのを怒ったのも全部駒野さんなんでしょ？」
小森のヤツ話しやがったな…
まあスウェットで行くのは自分が悪いんだけどね
隆二 「絶対Aちゃんをイジメようとしてる」
確かに私が何してもいいって言っちゃったからな…
隆二 「なんかあったら言えっていつも言ってるだろー」
��パチン‼��
A 「痛っ！」
隆二君が私にしたデコピンが物凄く痛くて涙が出そうになる
A 「馬鹿力で彼女にデコピンしないで下さいよ〜」
隆二 「あ〜ゴメンごめんw」
隆二君がデコピンしてきたおでこをさすってくれるだけで許せちゃうな…笑
A 「隆二君の事は私が守ります…」
隆二 「えっ？」
A 「駒野さんは隆二君の事好きだから私が邪魔みたいなんです…」
隆二 「……」
A 「でも もう好きな人が私の前からいなくなるのは嫌…」
首から下がるネックレスに通されたリングを触る。
今の、いやこれからも私には隆二君が必要だから
隆二君が私の事を好きでいてくれる以上
私は何されても構わない
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作者名：emirin | 作成日時：2016年10月27日 7時
