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隆二 「乾杯〜 」
A 「お疲れ様です」
勤務終わり。
時計の針はもうすぐクリスマスが終わろうとしている。
俺たちはいつもより少しオシャレなレストランに来た。
隆二 「今日の私服、似合ってるよ」
A 「急になんですか?笑」
いつもバイトがある日は必ずスウェットとかパーカーで来るA。
でも稀に見るAの私服は超オシャレ。
スタイルが良いのもあってここに来るときすれ違う男が鼻の下を伸ばすくらい…
そいつらに『残念だけど俺の女です』って言ってやりたいわ笑
A 「さすがにこんな日はスウェットで行けないです 笑」
隆二 「いつもスウェットしか見てないからなんか新鮮だわ〜」
今月は入会キャンペーンでお互い忙しかった。
付き合い始めてから勤務終わりにご飯食べに行ったりとか、俺ん家来たりはするけどデートというデートをまだしたことがない。
だからAの私服を見るのは久しぶり。
A 「夜寒いからいっぱい着込まないと凍死しちゃう」
隆二 「極度の寒がりだよね 」
A 「寒いの苦手なんですもーん」
隆二 「確かにいつも完全防備だよなw ここ東京なのに(笑)」
A 「私、北海道とか行けない気がします。
今髪切ったから余計に寒い^ ^」
隆二 「髪、関係ある?笑」
A 「全然ありますっ」
隆二 「でもショートも似合うじゃん」
A 「えー。あんま自分では気に入ってないんですよね。 寒いし〜〜」
さっきから寒い寒いばっかだな(笑)
隆二 「そんな寒いなら俺が暖めてやるよ?笑」
A 「えっ… 何言ってるんですか?^ ^」
やっぱりこうやって綺麗に笑うAが好きだな〜って思う
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A 「あ、そうだ。」
隆二 「ん?」
ワインを飲み干しAが自分のバッグの中から四角い箱を取り出す。
A 「はい。クリスマスプレゼントです。」
隆二 「えっ!?嘘!!俺にくれんの?」
A 「他に誰がいるんですか?」
隆二 「ごめんごめんw 今超嬉しくて…」
A 「気にいるか分かんないですけど開けてみて下さい」
隆二 「ありがとー」
貰った箱を開けると
プレゼントの中身はG-SHOCKの時計だった。
黒のクリア素材に金の文字盤。
めっちゃセンスいいわ…
隆二 「うわっ!すげぇカッコイイ!!」
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作者名:emirin | 作成日時:2016年4月24日 16時