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【話し方】
一人称は自分、俺。
二人称は殿下・姫(王族に対して)、○○殿、○○様、その他敬称、呼び捨て、貴方、君、お前。
「○○様に仕えております、シーハン・バンフィールドと申します。以後お見知りおきを」
「殿下、なりません。貴方様はこの国を率られるのに相応しい御方です。こんな場所で命を落とされるのはあまりにも惜しい。…此処は自分が全員引き受けます。その間にお逃げ下さい」
「承知。十秒で片を付けます」
「…成程。確かに自分は背丈や体格では貴方には劣る。だが試合となれば話は別、これでも貴方を退屈させない程度の力は持ち合わせているつもりだ。…この手合わせ、引き受けては貰えないだろうか」
「試合後に、人はお互いの健闘を称えあって固く握手を交わす。頭を下げる。……美しい事だ。この美しさが国全体に満ちたならどれほど良いだろうと、何度考えた事か…」
「………。あ、いや…すまない…少し驚いてしまって。…本当だ。嘘じゃない。…ありがとう」
「申し訳ないがその薬を譲っては貰えないだろうか。殿下が熱を出されてな。…?別に威圧したつもりは無かったんだが…すまない。目付きが悪いのは生まれつきなんだ」
「今更父を返せなんて要求はしない。いくらお前が泣き叫ぼうと赦しを乞おうと帰って来ないものは帰って来ないからな。だからこそ俺はお前が憎い。…あの日お前は言ったな、『此方には此方のやり方がある』のだと。人を欺いて、利用して、お前の大好きなそのやり方に則って殺しにきてやったぞ。…いや、殺すだけじゃ足りない。じっくり痛ぶって苦しめて殺してやる。俺は悪魔に憑かれようが地獄に落ちようが構わないんだ、何ならお前を地獄に道連れにする覚悟だってある。今まで俺達が味わってきた苦しみを、そのままそっくり味合わせてやる…そうでもしなければ、父が報われない…!!」
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