【募集企画】螢の夢、現の夢【更新停止中】

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■奥津城(おくつき)町
T都に近い方のS県()にある人口があまり多くはない田舎町。北西部には山岳、田畑が広がり、この中の標高が低い山の中に「螢」が存在する。南東部には駅や学校などがあり北西部よりは発展しているが、それでも田舎と都会の中間の雰囲気。ちなみに駅前のバスは一時間に3本しか来ない。


■和食屋「螢(ほたる)」
標高が低い山の中にある和食屋。
初代の店主が螢火寺の伝承にちなんで名付けたとされている。
一階半分が和食屋、その半分とさらに二階が家。
和風な造りで意外と大きい。
平日はあまり客が来ないので、普段はどちらかと言うと地元住民の井戸端会議場として使われていたり、子供達が宿題をやりに来ていたりしている。
一応火・木・金・土・日の朝10時から夜8時までの営業なのだが、田舎かつ山中の為、遅い時間に来ると帰り道が真っ暗という事で夜はあまり客が来ない。ピークは大体土日の昼。

地元の高校生なんかは、お小遣いの欲しさにアルバイトや手伝いに来ていたりする。
あと地元住民は割引サービスしてくれます((

此処へ迷いこんだ亡霊は、住み込みで働く事になります。

■螢火寺(ほたるびでら)

かつてこの地にあったお寺。
『夢』に閉じ込められてしまった死者をとある手段で呼び出し、愚痴を聞いたり相談事に乗ったりする事で心を癒し、成仏させるという事をしていた。


■亡霊

不幸な死に方をして、自分の人生を第三者目線で見るという『夢』に閉じ込められてしまった死者が現世に実体化して現れた姿の事。
霊感がなくとも普通に見えます。
死亡年齢が大体12〜23歳くらいの者が多い。
普通に物に触れたり感じる事が出来る辺り一見人間と変わりないように見えるが、不老不死でどんな大怪我をしても数時間後には消えてしまう。

本来ならば永遠に夢を見続ける定めなのだが、成仏する事により『夢』という呪縛から放たれ転生する事が出来る。成仏出来る条件は、亡霊が「この時代に生きたい」と思う事。

何故か奥津城町から出る事が出来ない。

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