まふまふと思って隣のカラオケの部屋に突入したら全く知らない人がいたお話【歌い手】 (ページ34)

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セン「ごめんなぁ釜藤さん、彼氏面して･･･。この手のヤツだとこう言った方がすぐ諦めてくれると思って･･･。」

『あ、そういう事なんですね。･･･でもありがとうございました、本当に助かりました。』

セン「それにしてもひどいなぁ、取引相手の人を狙うなんて。」

『そうですよね･･･。』

セン「･･･今から飲みに行くんやから気分変えてこ！

俺のオススメでええか？」

『もちろんです！』

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着いたのは焼き鳥屋。

二人席に向かい合うように座る。

セン「ここな、最近見つけて結構お気に入りなんよ。鶏モモ塩がほんっまに上手いんよ。」

『そうなんですか、早速頼みましょう！』

ビールも忘れず頼んでそれを待つ。

セン「そう言えばうらたさんたちからふーちゃんって呼ばれてるんよな、俺もそれで呼んでええか？」

『あ、もちろん良いですよ。･･･ほかの皆さんにはタメ口で話してるんですけど敬語が良いですか？」

セン「いや、俺もタメ口がええ。俺だけ仲間はずれみたいやん･･･。」

『ふふ、やっぱ仲間はずれで寂しかったんだ。』

セン「うーん、そう言われたらそうやな。俺だけ名古屋にいるからなかなか会えへんし。」

『じゃあ今度センラさんが東京来た時には特別もてなししなきゃだね。』

セン「え！めっちゃうれしい！約束な！」

『もちろん。･･･センラさんが好きなもの用意するね。』

「失礼します、生ビールお二つと鶏モモ塩です。」

セン「早速来た！先に食べてみ！」

促されるまま焼き鳥を口に運ぶ。

『～ｯ！うんっま！！え、これめっちゃうまい！』

セン「だろ！これ食べるとビールが進むんよ！」

『･･･っぷは！あ～～最高！』

セン「･･･ぷっ、ふーちゃんおっさんみたいやで！」

『え、はず。･･･ってかセンラさんも早く食べてよ！私だけ食い意地張ってるみたいじゃん！』

セン「ははっ、ごめんて。」

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