題名【暗黒に佇む少女の物語】 ページ6
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※ただ、風介様と晴矢がお喋りしているだけです。
南雲「全然 暗黒じゃないよな!?」
涼野「突然どうした。この部屋は明かりがついている。
どこが暗黒なのかを具体的に教えてほしい。」
南雲「いや、題名だよ!しかも、佇むってなんだよ!?」
涼野「Aはそういう奴だろう。そんなのも知らないのか?」
南雲「いや、知ってるけどよ!なんでAの性格が題名に反映されてんだよ!?」
涼野「それはAが主人公だからだろう。チューリップ、そんなことも分からないのか?」
南雲「いや、でもどっから暗黒って出てきたんだよ!?」
涼野「Aの脳内以外に何がある。」
南雲「佇んでねぇじゃねぇか!」
涼野「私の部屋に佇んでいただろう。」
南雲「そうだけどよ!お前の部屋は暗黒か!?」
涼野「そういうことを気にしたら負けって知らないのか。」
南雲「題名詐欺じゃねぇか!」
涼野「何が詐欺だ。主人公の性格が分かる題名だぞ。
素晴らしい題名だろう。」
南雲「いや、厨二ってる小説なんだと思うわ!」
涼野「はぁ、どうせお前の言いたいことはあれだろ?」
南雲「は?」
涼野「『チューリップの冒険物語』とかにしたかったんだろ?」
南雲「はぁぁ!?」
涼野「そんな題名御免だ。第一、趣味が悪すぎだろう。チューリップ。」
南雲「いや、俺なんにも言ってないよな!?
しかもそれ涼野が考えた題名だろ!?」
涼野「失礼な。お前の心を読んだんだ。」
南雲「てか、この小説 俺の扱い酷くねぇか!?」
涼野「そうだな。」
「「・・・」」
南雲「なぁ、なんで俺の扱い酷いんだ・・・?」
涼野「お前がチューリップの魔術師だからだろ。」
南雲「あ!そういやA、自分のことを漆黒のdark angelとか言ってたけど
あれどうなったんだよ。話数表記にいちいちdark angelって書いてたけどよ。」
涼野「そういうことだ。」
南雲「・・・どういうことだよ!?」
涼野「Aはそういう奴だろう。」
南雲「あぁ・・・そうだな。」
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作者名:涼風 | 作成日時:2014年7月19日 16時