55・看病 ページ11
佐久間side
佐久間「はぁっ……いきなり倒れるからビックリしたでやんすよ…;」
『ごめん…(苦笑)』
ようやく想いが通じあった俺ら
それのせいなのか…多分何度もキスを繰り返したせいなのかはわからないが
少し熱が上がりAが気絶してしまった…;
今はAをベッドに寝かせ看病中
佐久間「冷えピタ変えよっか…」
『うん…』
新しい冷えピタに張り替える前に
自分の手でAのおでこを触る
『んっ…(ﾋﾟｸｯ)』
佐久間「あ、ごめん……嫌だった？」
『違う…冷たくて気持ちいい…』
ニコッと笑いながら俺の手首を掴み
自分の頬に俺の手を添えるA…
佐久間「……っ、そんなに気持ちいい？」
『うん……』
佐久間「これはどう…？」
俺はおでこに手を宛てがう
『んうっ……気持ちいい……』
佐久間「なんか…ちょっと声、エ ロいわ(笑)」
『えっ？』
佐久間「おーっと！変な事言ってごめんっ！！…あっ！そうだ！おかゆ買ってきたんだ！食べよう！キッチン借りるわ！」
俺はその場を立ち上がり寝室を出ようとした
ｸﾞｲｯ…
佐久間「えっ」
後ろを向くとAが俺の服の裾を掴んでた
佐久間「ど、どうしたの…」
『……そばに、いて欲しい』
佐久間「お、おかゆ温めるだけだからっ…」
『やだ…もう離れたくないっ』
熱で心細いのか
涙目になりながら俺に言うA
佐久間「わかった…そばにいるから」
『えへへ…』
俺がベッドの縁に座るとAが嬉しそうに笑う
佐久間「他になにしてほしい？」
『んー…添い寝…』
佐久間「んんっ？」
熱が出ると大胆になるんすか、Aさんっ…
佐久間「それ以外でおねぎぇします…」
『やだ、一緒に寝て？』
佐久間「いや…マジでそれ以上はっ…」
俺の理性というものが抑えきれなくなってしまうっ…！
それに今日から付き合い始めた上に
はじめてが熱あるときって罪悪感が…
『いいよ…大介くんになら…』
佐久間「へっ？」
『だって好きなんだもん…大介くんになら何されても…私、怖くないもん…』
佐久間「…っ」
俺はAの隣に寝転がり
Aの頬に手を添えながら問いかける
佐久間「後悔しない？」
『する訳ない…』
佐久間「後で泣いても知らないよ？…もう止められないよ？」
『うん…だから、私の初めて…貰ってくれる？』
佐久間「…っ」
俺はその言葉でスイッチが入り
付き合い始めたその日に
俺はAとひとつになった
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美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年1月8日 16時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - 作者さん！最後のコメント、まじそれなです！！ (2020年12月29日 23時) (レス) id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
のんの - 99ぱらだいむ！！出てくるとは思わなくて！！口の中のもの出ちゃいましたw (2020年9月20日 8時) (レス) id: cfa9a2850c (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 素敵で綺麗な笑顔にさせるストーリーに惹かれました。他の作品も楽しみにしてます！お身体に気をつけて執筆がんばってくだぱい。 (2020年8月29日 14時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ayunaw0129(プロフ) - この作品が好きで何気なく読んでいたら、別に読んでいた岩本さんチ。を書いていた作者さんと同じだなんて知らずに読んでいました…大好きです、最高に面白いです！ (2020年4月3日 3時) (レス) id: c0ba04e557 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮舘ちかげ
| 作成日時：2020年2月18日 2時
