三十二話「三〇一号室」 ページ33
〜ＮＯside〜
緑谷「・・・」
爆豪「・・・」
オ「・・・」
"三〇一室”
そうプレートがかかった病室の中では、何やら重苦しい空気が漂っていた
・
あの後・・・
Aが意識を失った後、オールマイトは急いで最寄りの病院へと向かった
その道中、偶然にも心配して走ってきた緑谷と爆豪に遭遇した
お隣さんということで何かとAと交流のあったため、二人が彼女の幼馴染だということを知っていたオールマイトは
「私が病院に西神少女を運びに行くのでその間に彼女の家にある黒色をしたカプセル錠を持ってきてほしい!大至急だ!!」
と、Aの現状に茫然自失となっている二人に頼んだのだ
"黒いカプセル錠"
そう聞いた爆豪は、「これのことか?」と、あの時脅迫文と一緒に取り上げ、そのままポケットに入れてしまっていた黒いものを取り出してオールマイトに見せた
するとオールマイトは「グッジョブ少年!!!」と言いながらほぼ光の速さでクスリを取ってAに飲ませた
すると、あれほどひどかった吐血が収まり、体や顔のいたるところにできていた切り傷も、あっという間に消えていった
しかし、それでもAの目は覚めなかった・・・
そこで、オールマイトが一足先に病院へAを搬送し、今のこの状況に至るというわけだ
(まぁ、オールマイトが突然市民病院に来たことで病院内は一時「やべえオールマイトだ!!」「嘘!?サインサイン!!!」みたいな感じで騒然となったのは火を見るより明らかなことだろうね・・・)(汗
医者「軽い脳震盪と、脳波が若干乱れてるからしばらく目は覚めないと思うけど・・・他は軽い打ち身とかだけだから一週間くらいで退院できるわよ」
緑谷「そう・・・ですか・・・」
爆豪「・・・」
Aの治療を担当した女性の声をした男性(＝オネエ)の医者は、病室のベッドで寝ているAとカルテを見ながら淡々と二人にそう言った
それを聞いて、緑谷は少し安心しながらもどこかやるせないような顔で・・・爆豪は備え付けの椅子の肘置きに肘をついて、ただただ不機嫌そうに、どこかを見ているだけだった
医者「それじゃあ、もし何かあったらナースコールで呼んでくださいね?」
それだけ二人に伝えると、オネエの医者は病室を出て行った
同時に、さっきのオネエの医者と入れ替わるようにしてオールマイトが入ってきた
(ちなみに、三〇一号室は個室です)
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時雨花*(プロフ) - 全くですよね。「こいつ空気読めねえのかよ全く」とか言われるのって心臓に突き刺さるものがありますもんね〜(-ω-) (2017年10月29日 23時) (
レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
哀流 - 受け付けの方お話が早いですねぇ！将来は空気が読める人になりたいです (2017年10月29日 23時) (レス) id: f3d50ceb36 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 夏休みなのに夏休みじゃない・・・・ (2017年8月1日 21時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 私は秘密の部屋が好きです!!あとコメントありがとうございます! (2017年4月19日 7時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - 某魔法少年にふおおお！！ってなりました((良いですよねぇ、私はアズカバンが一番好きです！この作品大好きです！夢主ちゃんがドストライク過ぎて...((更新楽しみにしてます！無理は為さらずにしてくださいね！ (2017年4月18日 0時) (レス) id: c3db11d6ec (このIDを非表示/違反報告)
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