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十九話「風邪」 ページ20

それからというもの、爆ちゃんはしつこくあたしに絡んできては“クスリ”のことを聞いてくるようになった


当然、いう気などミジンコ一匹分もないあたしはのらりくらりとかわし続け、気づけば2週間は過ぎていた



よくもまぁ2週間も根気強く続けれるよと思いますよほんと・・・


でも最近は面倒になったのか、それとも諦めたのか知らないけど、爆ちゃんがクスリについて聞いてくることはなくなった



これで少しは落ち着いた日常を取り戻せたはずだ・・・















そう思った矢先のことだ・・・


あたしがインフルエンザにかかったのは←



貴「ゲホゲホッ・・・絶対爆ちゃんのせいだ」


あいつがしつこいからストレスが溜まって免疫力が低下したんだ

そうだ、そうに決まってる・・・



貴「いつか爆ちゃん宛に不幸の手紙書こ・・・」


そんなバカなことを思いながらも、とりあえず学校に「今日は休みます」の連絡入れなきゃと思い、あたしはベッドわきに置いていたスマホに手を伸ばした


それだけの動作でも面倒だと思えるほど体が気怠いが、報告・連絡・相談(ほう・れん・そう)は社会の常識!・・・・・・・チッ、面倒くさっ・・・←



『はい、こちら折寺中学校の受付ですが――』

貴「あ、すみません。あたし在校生の西神というものなんですど・・・」

『・・・ひどい鼻声ですね(汗)。分かりました。あなたの担任の先生に風邪で欠席と伝えておきます』

貴「話がお早いですね・・・。ではお願いしま――ゲホゲホゲホッ!お、お願いします」(ピッ



貴「・・・はぁー・・・」


あたしは大きなため息をついてスマホを適当なところに放置した


さて、これで今日一日は寝て過ごせるのだが・・・・



風邪薬は飲んだ、冷えピタも貼った

飯は面倒だから作らないとして・・・


貴「“クスリ”はどうしようか・・・・」


そりゃあ、今飲んだ方が後動かなくて済むから楽なんだけど・・・・




貴「・・・後でいっか」



後2ヶ月ちょいしかない大切なクスリだ

効果が出ている間に新しいのを飲むのはあまりにももったいない・・・



貴「とりあえず、眠くなるまで『青鬼2』やろ・・・」



































この、何気ない判断が、後々あたしを追い詰めることになるとは・・・


今はまだ、誰も知らない話・・・

二十話「結局は心配なんです」→←十八話「地雷発言」



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時雨花*(プロフ) - 全くですよね。「こいつ空気読めねえのかよ全く」とか言われるのって心臓に突き刺さるものがありますもんね〜(-ω-) (2017年10月29日 23時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
哀流 - 受け付けの方お話が早いですねぇ!将来は空気が読める人になりたいです (2017年10月29日 23時) (レス) id: f3d50ceb36 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 夏休みなのに夏休みじゃない・・・・ (2017年8月1日 21時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 私は秘密の部屋が好きです!!あとコメントありがとうございます! (2017年4月19日 7時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 某魔法少年にふおおお!!ってなりました((良いですよねぇ、私はアズカバンが一番好きです!この作品大好きです!夢主ちゃんがドストライク過ぎて...((更新楽しみにしてます!無理は為さらずにしてくださいね! (2017年4月18日 0時) (レス) id: c3db11d6ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:時雨花* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年3月21日 13時

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