十五話「勘違いの二重螺旋」 ページ16
爆豪「何で・・・なんで助けた!?」
貴「・・・・・・・・・へっ?」←
爆ちゃんから出た言葉が、自分が想定していた言葉と102度違っていた為、つい拍子抜けして間抜けな声が出てしまった
あ・・なんだ
聞かれてなかったのか
貴「はぁ・・・なんだそんなことか」
爆豪「あぁ!?そんなことだ!?」
あたしの安堵のため息をどう捉えたのか知らないが、爆ちゃんはさっき以上にキレた
爆豪「いいか・・・俺はテメェ等に助けなんて求めてねぇ!一人でやれたんだ!!」
貴「爆ちゃん・・・先に言っとくけど“助ける”＝“見下してる”じゃないかんね?」
爆豪「助けに来るってことはそいつが自分より弱ェって思ってるからだろうが!!いいか、もう二度とあんな舐めた真似すんじゃねェぞ!?クソ化け猫女!!」
・・・元気だな〜ホント・・・
そしてもって全く素直じゃない
てか・・・それだけのことを言うためにわざわざ反対方向のあたしの家まで来たのか?
貴「(ほんと・・・変なところで真面目だな)」
爆豪「それと・・・“クスリ”って何のことだy――」
((バタン、ガチャ←家に入って鍵を閉めるまで僅か0.2秒
爆豪「おいテメェ!!勝手に家入ってんじゃねェ!鍵開けろや!!出てこい!!!」
爆ちゃんが外から扉を乱暴に叩きまくる
貴「(やっぱり・・・聞かれてたのか・・・)」
あたしは扉を背にしてしゃがみこんだ
出来ることなら・・・オールマイト以外の誰かに知られたくはなかったんだけどな・・・
貴「・・・まぁ、いいか」
あたしは未だ叫び続けてるうるさい爆ちゃんを無視してリビングの方に向かった
リビングについてすぐ、あたしはカバンをその辺に適当に置いて、そのままタンスの一番下の引き出しに手をかけた
ここに、いつも欠かさず飲んでいる“クスリ”がある
あたしは薬ケースの中からカプセル型の薬を一錠出して飲み込んだ
貴「っ・・・はぁ・・・」
そういえば・・・後何個くらい残ってたっけ?
そう思ってあたしは机の上に薬をばらまいて数えてみた
貴「・・・あ〜あ、ごめんオールマイトさん。あたし嘘言ったわ」
あたしは一人で苦笑いしながら頭をくしゃくしゃとかいた
いやまいったなこりゃ・・・(汗
てっきりまだ十ヶ月分はあるかと思ったんだけど・・・・
貴「あと・・・・3ヶ月分しかなかったわ」
オールマイトさん、マジごめん
これ奇跡でも起こらない限り、あたし確実に遺影姿で中学校卒業式に出る羽目になるわ
十六話「何を隠してる?」→←十四話「かぼちゃとアップルパイと“クスリ”と・・・」
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時雨花*(プロフ) - 全くですよね。「こいつ空気読めねえのかよ全く」とか言われるのって心臓に突き刺さるものがありますもんね〜(-ω-) (2017年10月29日 23時) (
レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
哀流 - 受け付けの方お話が早いですねぇ！将来は空気が読める人になりたいです (2017年10月29日 23時) (レス) id: f3d50ceb36 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 夏休みなのに夏休みじゃない・・・・ (2017年8月1日 21時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 私は秘密の部屋が好きです!!あとコメントありがとうございます! (2017年4月19日 7時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - 某魔法少年にふおおお！！ってなりました((良いですよねぇ、私はアズカバンが一番好きです！この作品大好きです！夢主ちゃんがドストライク過ぎて...((更新楽しみにしてます！無理は為さらずにしてくださいね！ (2017年4月18日 0時) (レス) id: c3db11d6ec (このIDを非表示/違反報告)
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