突発的ですが、アイドル始めてみたんですよ。 【 黒バス 】

19.シノは、どうしてこの世界に入ったんだ? ページ26

「ね、俊……さすがに疲れた……」






さっきから、俊に振付合わせと細かい説明をしている僕の体力はもうゼロに近い。







伊月「ヘタるの早いぞ?」




「さっきも言っ…たけど、
君達が体力馬鹿なだけなんだって……ｯ」





森山「そうだぞー俊。

Aはか弱いレディーなんだからそんなスパルタにしてやんなよー」




宮地「由孝が言うと気持ち悪ｨな」



笠松「右に同じく」



森山「ほんっと、俺の扱い雑だよな!!!」








ワーワーと二人の毒舌に抗議をする森山。





……でも、この二人、前に事務所のエントランスにある自販機のところで


『森山って何だかんだ良い奴だよな』


『トーク上手いしな。コンサートのMCだとホントに助かる』


『残念なイケメンだけど演技させたらただのイケメンだしな』


『そこはムカつくよな』




って言ってるの聞いたんだけどね。








.



.






練習を終えて、さっきのユニットで曲作りをすることになった。


……こっちの僕と森山コンビは音楽ダメなんだけどな???








森山「あー無理、曲作り後にしないか」




「いいけど、その間どうするんだい?」




森山「うーん……雑談するか。


例えば、シノがこの世界に入った理由とか?」




「本当に唐突だね………


まあ、なんだろう…しいて言うなら自分を変えるため?」




森山「小学生のころからそんなこと考えていたのか?!」




「違うってばwwww
小学生の時は、親に勧められたからって言うのが一番大きかったよ。



俊に聞けばわかると思うけど、僕中2の時から不登校だったから。
それを変えるためってこと」




森山「不登校ねえ……ん、え、不登校?」




「そ、まあ虐められたとかじゃないんだけどね」

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