Look at only me ＿

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スマホを見始めた樹の隣に座って、俺も自分のスマホを見始める。



あ、壱馬ストーリーあげてる。

画面にはお風呂上がりと思われる2人。

…まこっちゃんの家に一緒に帰ったのか。


ふふっと1人で笑いながら、他のメンバーのストーリーを開こうとする。

樹『…………』


” パシッ ”

北人『………え？』


樹に右手首を掴まれる。

でも、樹はスマホを見ていて、何も言ってこない。


あれ、画面真っ暗…？

北人『ど、どうしたの、樹？』

樹『………あの』


┈┈┈┈樹side┈┈┈┈


俺は北人さんの事が好き。



結構前から好きだったが、本人に言う勇気は出なかった。



あの明るくて、可愛い笑顔も



高くて、綺麗な歌声も



たまにふざけたり、少し天然な所も




全部全部、好き。




だから今、俺の家に北人さんがいる事が



凄く嬉しくて。



風呂からあがってきた時



自分の服を着てくれている優越感、



そして可愛さでどうにかなりそうだった。



だからもう、今日告白するしかないと思った。




折角近くで、2人きりでいるのだから。



だから、壱馬さんのストーリーを見て笑っていた
北人さんの腕を




咄嗟に掴んでしまった。


北人『ど、どうしたの、樹？』



顔は見えないけど、声だけで戸惑ってるのが分かる。



さっき顔近づけたら顔赤くしてたし。






…北人さんも俺の事好きだったらいいな、なんて。

樹『……あの』



北人『う、うん？』







樹『……北人さんは、壱馬さんの事が好きなんですか？』

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