甘いバニラが溶ける前に second【平野紫耀】

＊番外編４＊ ページ18

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『...ばっ、ばか！！』



恥ずかしさから慌てて、紫耀くんから離れる。


うぅ、、、恥ずかしい...

たぶん、私の顔はりんごみたいに真っ赤だろう。



ほんとにこの人甘すぎる...



「えぇ...」



困惑する紫耀くんをよそに

事前に用意していたケーキを出す。



自分で言うのもあれだけど、料理が得意な方だから

一応、手作りで作ってみた。



味見した時は美味しかったから大丈夫だとは思うけど

人は味覚がやっぱり違うからちょっと不安



「うわぁ、すごい！！！」


『ありがとう、笑』


「え、これ手作り？」


『うん、一応ね』



すごい！ とたくさん褒めてもらい

作ってよかったな と純粋に思うことが出来た。



そのあとケーキを2人で美味しくたべたり

クラッカーを鳴らしたりしていたら

いよいよプレゼントを渡す時間がやってきた。



ソファに座る紫耀くんが隣をぽんぽんと叩くので

素直にそこに座る。




『紫耀くん、』


「ん？」


『はい！お誕生日おめでとう！！』



私は隠しておいたプレゼントを渡す。



「え！！俺に？？ありがとう！」



開けていい？ と言われ もちろん と答える。



「おぉ...！！お財布だぁ、ちょうど欲しかったやつ！！」



この前一緒に雑誌を見ていた時に

欲しそうに見ていたから。


ちょっと値段は弾んじゃったけどね、笑




『えへへ、超能力で当てた！』


「...(かわいい)」



わたしが巫山戯て超能力とか言うと

紫耀くんはだんまりしてしまい

さすがにバカにしたとか思われちゃった！？



『ち、違うよ！！ただじょう...うわっ！！』


「ごめん、Aが可愛すぎるのが悪いからね。」


『えっ？ちょ、まっ！！ ん、...』



突然、押し倒されさっきよりも甘くて

少し荒々しいキスに私はただ溺れていく。



『ね、しょ、、まって...』


「むり、かわいすぎだから。」







.

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そのあとは紫耀にたっぷり可愛がられ

腰は痛いし、恥ずかしさからその日の朝は

紫耀くんに少し冷たくした。

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