▽ ページ12
*
時間を確認すると
もう既に12時を過ぎていて
マネージャーも"そろそろ迎えに行く？"
と、連絡が来ていた。
そっか、明日早いの忘れてたわぁ...
この楽しい時間とは
"またね" をしなきゃだ。
｢そろそろお開きにする？｣
『そうだね。今日はありがとう！』
彼女が上着を羽織るのを見て
俺も立ち上がる。
Aちゃんは財布を出そうとしたけど
マスター｢お代は大丈夫ですよ。彼が払ってくれましたから｣
と、言われ 俺を大きな目をさらに大きくして
見てくる。
『えっ、だっていつ...』
｢さぁ、いつやろーね。｣
『え、いくら？！ ちゃんと払うよ！！』
｢えーーー！わからん！！｣
俺はなんとなぁく誤魔化す。
Aちゃんってちょっと抜けてんよなぁ...
『よく、私の量とか分かったね、エスパーだ...』
｢せやでー 俺、エスパーやもん｣
『いや、それは小学生でも騙されんよ。』
えっ！待って！！めっちゃ可愛いんだけど！！
騙されんよって！！
『紫耀くんって躍動感とかなんか、アイドルみたいにキラキラしてるよね。』
｢...そ、そう？まぁキラキラはしとると思う！｣
『自分で言ったら台無しだよ笑』
カランコロンと鳴るベルの着いたドアを開け
Aちゃんを通してから
マスターに2人でお礼を言って
外へと繋がる階段を登る。
外へ出たところでさすがに
こんなとこで撮られんとは思うけど
一応サングラスと帽子をする。
「ごめん！送ってあげたいとこなんやけど、その...」
『送ってもらわなくても大丈夫だよ！自分で量は分かってるしね！』
『じゃあ、またね！』
そう言ってAちゃんは
俺にあえて理由を聞かずに帰っていった。
彼女は確実に今、またねって...
俺は見送ることしか出来ない自分に
情けない と思いつつ
彼女の小さくなる姿を夜の闇に消えるまで
見送った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1062人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あめか。(プロフ) - なんなさん» 感想ありがとうございます！！ドキドキしてもらえて嬉しいです（ ; ; ） 最近更新遅くてごめんなさい、更新頑張ります！！また、続編もそろそろ公開するのでよろしくお願いします。 (2019年12月30日 20時) (
レス) id: 47a2cbf9b7 (このIDを非表示/違反報告)
なんな - 面白かったです！最新してくださる度にハラハラ、ドキドキさせてもらっています！最新よろしくお願いします！頑張ってください♪ (2019年12月28日 4時) (レス) id: 9359a1f9be (このIDを非表示/違反報告)
あめか。(プロフ) - おさきさん» 感想とご指摘ありがとうございます！！感想とても嬉しいです。うわ、ほんとですね、ごめんなさい。直しておきます！！ (2019年12月13日 20時) (レス) id: 47a2cbf9b7 (このIDを非表示/違反報告)
おさき - とてもいい話で続き気になります....きょーちゃんなのですが、本田響也ではなく本田響矢です、次も楽しみにしてます^^ (2019年12月12日 23時) (レス) id: 762a72de48 (このIDを非表示/違反報告)
あめか。(プロフ) - .さん» 不快にさせてしまったようで申し訳ありません。なんせ、語彙力がないもんで……ご指摘ありがとうございます。直しておきます。他にも何かありましたら言っていただけると幸いです。 (2019年11月11日 16時) (レス) id: 47a2cbf9b7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あまぞう | 作成日時：2019年11月4日 17時
