何故か私の知り合いのほとんどがヤンデレになってしまいました【文豪ストレイドッグス】

5.ケチ ページ7

A視点


…マジで私は思う。武装探偵社の皆、もともとはあんなに普通だったのに…いや普通ではないけど。



…異能力説あり得る…？いやでも、だとしたら太宰さん効かないか…。



江戸川「どうしたの？」



『いえ。なんでも』



江戸川「…うん。僕らが異能力に掛けられているのかもって思ったんだね」



『超推理使わないでくださいよ！？』



江戸川「別に良いでしょ」



『えぇ…』



江戸川「ねぇねぇ、それよりお菓子くれない？」



『え？お菓子？えーと…はい、ラムネです』



江戸川「…ポケットに入れてるのそれ？？」



『あ、はい。乱歩さん用に一応今日は入れてました。』



江戸川「…よく入るね」



『あの乱歩さんが…吃驚してる！？』



江戸川「僕でも吃驚くらいはするよ」



江戸川「というか、君の異能力の内容とか名前、なんなの？」



『え、異能力使えばいいじゃないですか』



江戸川「異能力使ってもわからないから言ってるんじゃないか」



『えーと…私の異能力は少女病です。内容は、相手を少女病とかいう、私のいいなりになる病気？的なのにできるんです。致死率は使い方しだいでは100%です』



江戸川「ふーん。あっそ」



『乱歩さんが聞いたんじゃないですか！なんですその反応！』



江戸川「別に」



『えぇ…？？』



江戸川「ねぇキスしてい『駄目に決まってるでしょう！？』えー。なんでー？」



『駄目なモンは駄目です。』



江戸川「ケチ〜。」



『何処がケチ〜ですか！』



江戸川「ケチんぼ」



『子供じゃないんですから…』



江戸川「うーん。じゃあ…よいしょっと」



そうして乱歩さんは私を抱えあげ、自分の膝の上にのせてきた。



『は！？』



江戸川「これでいいよ」



と言ってニヤリと笑った。



…少しかっこいいと思ってしまったのは私だけの秘密だ。

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