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銀ちゃんは縁側で寝そべっていた



貴方「銀ちゃん! ほっぺ、擦りむいてたでしょ?
手当するよ」



銀時「こんなもん、唾でもつけときゃァ治るんだよ

そんなことより、お前の大好きな高杉はいーのか?
俺よりそっちに行けよ」


そう言って私に背を向けた


はー、ほんと可愛くない
素直にありがとって言えばいいのに


それに晋ちゃんのことは好きだけど、それは仲間としてであって

恋とか愛とかそーゆーのじゃない。


それに、晋ちゃんより心配なのは……


貴方「せーっかく銀ちゃんの心配してきてあげたのになぁ

カッコつけて出てったけどほんとは1人で痛い痛いって泣いてると思ったのに〜」


すこし挑発してみてる
すると彼はまんまと私の手口に引っかかって
飛び起きてこっちを見る

銀時「はぁー!?俺はそんな弱っちくなんかっ


ペタッ


ね…ぇ」


貴方「はい!これでおっけい!
怪我したらちゃんと私を頼って!銀ちゃんはいつも放ったらかしにするんだから」



銀時「ったく…お節介なヤローだ」



貴方「はいはい、なんと言われても私は手当するまではなれませーんっ



……私に出来ることはこれくらいだし」



私はいつもみんなに守られてばかり
そんなみんなに私が出来ることはこれくらいだ


そんなことを考えていると



銀時「……………………悪かった」




貴方「へ?」



銀時「____っア''ー!だから!朝のこと!悪かったって言ってんの!

毎朝毎朝うるせぇけど、どーせ起こされるんならお前の声がいい

……だから、明日からも頼む」


そう赤くした頬を見せないようにそっぽを向く銀ちゃん


……っ…/////////



それにつられて私の顔も熱をおびる
動揺したことがバレないように返事をする


貴方「う、うんっ

銀ちゃんがそこまで言うんならしょーがないなぁ」


あ、ちょっと不自然だったかも


銀時「なーに赤くなってんだよ
あ、まさか俺に頼られて嬉しくなっちゃった?
モテる男は大変だわぁ〜」


さっきまでの態度はどこへやら。ヘラヘラした顔でまたおちょくってくる


貴方「なっ、それは銀ちゃんだってそーでしょー!赤くなってたくせに!」



銀時「お、俺は別にくさいセリフはいて恥ずかしくなったわけじゃねぇーし?赤いのは夕日のせいだし?」


貴方「…ふふっ、 なにそれ笑」


銀時「何笑ってんだよー」



こんな毎日が私は好きだった、大好きだった







でもこの時の私は、この毎日が長く続かないなんて知る由もなかった_____

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作者名:桜羽 | 作成日時:2018年11月24日 0時

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