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翌日
……すごーく気不味い
あれからまた、
目も合わせられなくなった。
鮮やかな思い出だけが、心の中に残る。
ずっとあの時間が続けばよかったのに……
叶うはずもないことばかり願って、
勝手に悲しんでいる自分がいた。
何より、
自分は中学校を受験する身だった。
自分で選んだ道なのに
自分で決めた事なのに
やっぱりやめれば良かったなんて後悔して、
でも、したいという思いはあって、
我が儘だな、ってつくづく感じる。
それに、
親にこんな事今更言えない。
後戻りはもう、出来ない。
ちゃんと想いだけは伝えようと思って、
小さな紙で手紙を書いた。
下駄箱にでも投げ入れようかと思って、
何度も試みた。
でも、
周囲の目が変に気になって、なかなか手が動かない。
そんなこんなで、
もう六年生になってしまった
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作者名:明音 | 作成日時:2016年12月26日 17時