・ ページ2
「A〜!」
「おう! おはよう!」
そんな私にも、なんだかんだ友達はいる。
「ねえ、クラス一緒になれるかなぁ」
「さあ〜」
1学期は、みんな体育館に集まって、そのまま始業式をしてから、クラス発表が行われる。
とりあえず・・・
「さぶっっ」
「暖かくしてくんないのかなぁ」
いやいや、この広さじゃ無理でしょ
って言いかけたけど、
「ホントだよねー」
みんなに合わせるのには、もう慣れた。
先生や親にもよく言われるけど、大人っぽいねって、散々言われてきた。
自分じゃ割と普通だと思ってた。
だって、
「校長先生の話長すぎ」
って誰かが呟くけど、それって私も含めて全員が感じてる事だと思う。
結局、人間の本質は変わらない、という事。
・・・・・そう言う所か?
そう言う事を思考するから良くないのか?
「では、この後クラス発表がありますので、学年毎に言われた場所へ移動してください。」
まあ、今は素直に楽しもう。
ガヤガヤ…ガヤガヤ…
うちの小学校は人数が少ないので、各学年2クラスずつくらいしかない。
今年は・・・3年2組か
あ、新任の先生じゃんか。
表を見ていると、私のすぐ上に、見慣れない名前を見つけた。
「金子、臨…」
へえ、この字で「のぞむ」って読むんだ。
教室に行くと、名前順だからか、隣の席だった。
まだいないけど・・・
なんとなく、その席を見つめてた。
すると、突然人影が見えてビクッとしてしまった。
「あ、えーっと初めまして?だよね」
「あー、うん…」
「金子臨です。よろしくね」
「き、菊池Aです。よろしく・・・//」
なんだろう、この気持ち。
なんだか凄く、、、
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:明音 | 作成日時:2016年12月26日 17時