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「A〜!」

「おう! おはよう!」

そんな私にも、なんだかんだ友達はいる。

「ねえ、クラス一緒になれるかなぁ」

「さあ〜」

1学期は、みんな体育館に集まって、そのまま始業式をしてから、クラス発表が行われる。

とりあえず・・・

「さぶっっ」

「暖かくしてくんないのかなぁ」

いやいや、この広さじゃ無理でしょ
って言いかけたけど、

「ホントだよねー」

みんなに合わせるのには、もう慣れた。
先生や親にもよく言われるけど、大人っぽいねって、散々言われてきた。
自分じゃ割と普通だと思ってた。

だって、

「校長先生の話長すぎ」

って誰かが呟くけど、それって私も含めて全員が感じてる事だと思う。

結局、人間の本質は変わらない、という事。

・・・・・そう言う所か?
そう言う事を思考するから良くないのか?

「では、この後クラス発表がありますので、学年毎に言われた場所へ移動してください。」

まあ、今は素直に楽しもう。

ガヤガヤ…ガヤガヤ…

うちの小学校は人数が少ないので、各学年2クラスずつくらいしかない。

今年は・・・3年2組か
あ、新任の先生じゃんか。

表を見ていると、私のすぐ上に、見慣れない名前を見つけた。

「金子、臨…」

へえ、この字で「のぞむ」って読むんだ。

教室に行くと、名前順だからか、隣の席だった。
まだいないけど・・・

なんとなく、その席を見つめてた。

すると、突然人影が見えてビクッとしてしまった。

「あ、えーっと初めまして?だよね」

「あー、うん…」

「金子臨です。よろしくね」

「き、菊池Aです。よろしく・・・//」

なんだろう、この気持ち。

なんだか凄く、、、

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設定タグ:初恋 , オリジナル   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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作者名:明音 | 作成日時:2016年12月26日 17時

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