ghost.27 ページ27
「え、強すぎる…」
「でしょ！？もうバケモンだから！！」
「ころんくん失礼すぎ！」
今日は家にるぅとくんが遊びに来ている。
三人でゲームをして遊んでいるのだが、相変わらずAが強すぎて、無双状態。
本当に全然勝てない…。
「ゲーム結構やってたんですか？」
「いや、実はあんまりやったことなくて…」
「え！それでこの強さ…！
ビギナーズラック的な感じですかね…？」
「どうだろ、わかんない…。
でも、るぅとくんもゲーム上手いね！」
「一応、すとぷりのなかでは
"ゲーム上手い組"で括られてるんですけど、
さとみくんやころちゃんに比べたら全然ですよ」
「謙虚だなぁ〜…」
気のせいか、二人が前より仲良くなってる気がする。
るぅとくんが酔った僕を家まで送ってくれた日以来、二人は顔を合わせてないはずなのに、なんでこんなに親しげなんだ…？
ちょっと前、Aが僕に乗り移って外出してるときに、街中で偶然るぅとくんとさとみくんに会ったって言ってたけど、その時は"A"として二人と会話してないはずだし…。
よくわからん…。
よくわからんが、モヤモヤする…！
「ゲームは好きなんだけど、
やる時間が全然なくてね〜…」
「あー、ピアノの練習ですか？」
「そうそう。毎日ピアノ弾いてたから…」
「努力家ですね〜…！」
「うーん。まぁあの頃はがむしゃらだったから…」
るぅとくんが女の子とこんなに会話を弾ませてるなんて、珍しい…。
Aもいつになく楽しそうだし。
二人、気が合うのかなぁ…。
……なんで僕、こんなこと考えてるんだろう。
「Aちゃん、次はどのゲームしますか？」
「えー、どうしよう…。
あ、これやりたい！格闘ゲー！」
「いいですね！
今度こそAちゃんに勝ちます…！」
「望むところ！」
ほんとに仲良い…。
僕と接してる時と大差ないな…。
やだな、今日はこんなこと考えてばっかりだ。
僕、やっぱりAのこと好きなのかな…。
そうでなきゃ、仲睦まじい二人の様子を見て、こんなにモヤモヤすることはない。
「ころんくん？疲れちゃった…？」
「ちょっと休憩しますか？」
「……いや、なんでもない。大丈夫」
仮に、僕がAを好きだとしても、その恋が叶うことはない。
気のせいだ、と思えるうちに、この微妙な気持ちは掻き消してしまいたい。
Aを好きなんて、そんなの何かの間違いであって欲しい。
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ましゅ☆まろ。紫月まろ。(プロフ) - とっても面白かったです！今更ながらですが、完結おめでとうございます！ (7月24日 12時) (
レス) @page50 id: df7b4f216a (このIDを非表示/違反報告)
葉琥(プロフ) - 完結おめでとうございます。信じてもらえないかもしれませんが自分も一回幽体離脱したことがあって、その時、夢主ちゃんと同じような体験があってこんな偶然あるんだな〜っと思いながら読んでましたｗ (2020年9月5日 23時) (レス) id: b0d47f7052 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - 完結？おめでとうございます！！さとみくんが出てきた所で一人でずっとつぼってましたwお話面白い部分もあり、切ない部分もあり、すごく面白かったです！ありがとうございました！ (2020年3月29日 0時) (レス) id: d37bac9867 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - お疲れ様でした！！すごく面白かったです！！ (2020年3月28日 17時) (レス) id: e38bb1f61d (このIDを非表示/違反報告)
詩織-siori‐ - すごくおもしろかったです。意外性のある作品だったので先が読めなくてすごく楽しかったです。 (2020年3月28日 15時) (レス) id: 2a36034942 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年2月28日 18時
