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「お前達、踊る気がないなら帰ってくれない?邪魔だ。」


気づいたら男達の目の前に立っていたその人。




「ここにいていいのはダンスが好きで踊りたいやつだけだぞ」




パクジミン。


ヌナと同い年で3年の先輩。


ダンスの実力はかなりのもので、人数が多いこのサークルをまとめるリーダー的な存在。







『ジミン?どうかした?』


揉めているような雰囲気を察したのか、ヌナがこちらに寄ってくる。


男達2人は顔を引きつらせて、すいません、といって出ていった。







「なんでもないよ、大丈夫。」


心配そうな顔をするヌナに、優しく微笑みかけるジミン先輩。



さっきとは打って変わった、目がなくなる愛らしい笑顔。



男達を追い払ってもらえてすっきりはしたものの、自分が言ってやりたかった気もして複雑だった。




「あの、」


立ち上がった僕に、2人の視線が注ぐ。




『あ、ぐう、どう?見てて』


「あーー、君がジョングクくん?? Aから聞いてるよ。幼馴染なんだって?」




「…えっと、はい。チョンジョングクです。」



この歳になっても人見知りが健在な僕は、そんなお堅い挨拶をして。



横にいたヌナにちょっと笑われた。



「経験者なんでしょ?着替えとシューズあるなら、踊りなよ。見てるだけとかウズウズしない?」





僕にも優しく笑いかけてくれるジミン先輩に促されて、軽くストレッチをしてから振り写しに参加させてもらえることになった。







_________________________





『ぐう、全然ブランク感じなかった。ジミンがすごく褒めてたよ、大人しい感じなのに、踊るとまるで別人だな〜って。』





「それ、褒められてる?僕。」





サークルが終わり、大学から徒歩15分くらいの距離を、ヌナと一緒に帰宅する。






ダンスを始めたのはもともと、ヌナがダンススクールに行く間1人になるのが嫌で、ついて行ったのがきっかけ。




やってみたら楽しくなって、思いの外上達して、大学受験のために本格的に勉強を始める前までは、ずっと続けてきた。






『ぐうとまた一緒に踊れるの、楽しみ。』





いつもとなんら変わりない、ヌナ。




昨日僕に抱きしめられたことなんて、気にもしてないだろう。




何か思ったとしても、ただの姉弟のスキンシップくらいにしか。

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salt(プロフ) - さくらさん» 最高だなんて、、嬉しいです。 コメントありがとうございます(泣) 近々少しずつですが更新しますね(*´ `*) (2018年8月27日 15時) (レス) id: 6a7ebef088 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - う、うわあああ ぐくやばいです最高です、、更新楽しみにしてます!頑張ってください!! (2018年8月26日 12時) (レス) id: 4f509fd02c (このIDを非表示/違反報告)
salt(プロフ) - kimnaaさん» コメントありがとうございます! 可愛いぐうちゃんが書けてますでしょうか…! 応援のお言葉とってもうれしいです(泣) (2018年8月16日 14時) (レス) id: 6a7ebef088 (このIDを非表示/違反報告)
kimnaa(プロフ) - ぐぅちゃん可愛いですヽ(;▽;)展開が面白くて一気に読ませて頂きました!更新楽しみにしてますヽ(;▽;)ぐぅちゃん頑張れ〜〜 (2018年8月16日 7時) (レス) id: 36d5fb4cd3 (このIDを非表示/違反報告)
salt(プロフ) - みっきーさん» コメントありがとうございます! これからグクに頑張ってもらおうと思います! 是非応援お願いします(*´`*) (2018年8月16日 1時) (レス) id: 6a7ebef088 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:salt | 作成日時:2018年7月16日 1時

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