侍の国で鬼達と暮らします(三)【鬼滅の刃】【銀魂】

百七十四：黒死牟が大人すぎて尊敬する ページ41

黒死牟「私は…お前が……心配だ……」


『えぇぇ……???』



まっったく筋が読めなくて困る。心配されるのは、申し訳なくなる。



黒死牟「何でも1人で…抱え込む……ある意味…いつか……潰れてしまわないか…心配だ……」


『抱え込むって…誰にだって秘密はあるでしょ』



苦笑いで済ませ平静であるように見せてるけど、すごく心臓がいつもより早く脈打っている。知られてはならないものを知られてしまいそうで、正直に言えば焦っている。


それを見透かすように見つめてくる黒死牟から目が離せない。



黒死牟「…………お前……何を背負って……いる？」


『だから背負うって、何よ…』

黒死牟「…………それはお前に…しか分からない……だが、少しは他者を頼ることも…覚えたらどうだ……」



頼るって……私が背負うものは墓まで持っていかないといけないものだ。

それを無責任に他人と共有しようなんて、夢のまた夢。


…………そういえば……




《人は一人で抱え込めばいつか潰れてしまいます》




《だから頼ることも必要ですよ、A》




……………………いや、駄目だ。


頼り方なんて、忘れたし…頼っていい人なんているわけなんだから。家族でさえ頼れないのに誰を頼れというんだ。



『心配ありがとう…まぁ、私無理なんてしたことないし困ったことは大抵押し付けてるよ？』


黒死牟「……嘘だったら監視強化するからな」

『何でそこだけ流暢なの!?』

百七十五：そんな普通の仕事でボコボコになることってある？→←百七十三：後悔することだってあるじゃないか

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