侍の国で鬼達と暮らします(三)【鬼滅の刃】【銀魂】

百六十六：時には感情的になるのも良い ページ33

子供「お金はないけど…みんなの宝物あげるから。だからお願い」

子供「僕、知ってるよ。先生…僕達の知らないところで悪いことやってたんだろ？だから死んじゃったんだよね。でもね、僕達にとっては大好きな父ちゃん…立派な父ちゃんだったんだよ…」



ここまで言って、泣き出す子供達。


道信さんは、子供達にとってはやっぱり立派な親だったのだ。


それを奪った煉獄関の連中…そして天導衆は許せない。


普段なら、他者のことでここまで怒りを覚えたことはない。でも、これは許す訳には行かない。


たとえこれが私のエゴだとしても、許さない。



銀時「おい、ガキ！コレ今はやりのドッキリマンシールじゃねーか？」

子供「そーだよ、レアモノだよ。何で兄ちゃん知ってるの？」


銀時「何でってオメー、俺も集めてんだよ…ドッキリマンシール。コイツのためなら何でもやるぜ、後で返せっつってもおせーからな」

子供「兄ちゃん！」



酔狂というか、馬鹿というか…


こいつじゃヘマやらかしそうだし頼りなさすぎて、ため息が出た。



『あんたじゃ頼りないわよ』

銀時「はぁーー？銀さんは誰からも頼りにされる男ですぅ〜」

童磨「いやぁ、頼りないよ〜〜」

銀時「お前らどうせ付いて来ねーんだろ!?」


『いつ行かないって言った？アイツらの憎たらしい顔に1発叩き込みに行くわよ』

童磨「あ、行くの!?じゃあ俺も行こう」

銀時「お前ら…血濡れ頭はともかく…A、お前は……」


『何よ、私じゃ頼りないって訳？私は幕府(おかみ)が嫌いなの。だから手伝ってあげんのよ、文句ある』

銀時「いや、お前がいいならいいけどよ」



何よその歯切れの悪そうな感じ…

百六十七：譲れないものも中にはある→←百六十五：胸騒ぎというものは的中する

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