百四十七:たまには頼りになる奴ってなんか好印象になっちゃう ページ12
『えっ……!!』
無惨「これで満足か」
私を見上げて鼻を鳴らす無惨に私は唖然とし、訳もわからず無言で頷く。
想定外にも程がある、絶対に手を出さないと思っていたのに……。
目をぱちくりさせる私を無惨は鼻で笑うと、埋まっている銀時達に目を向けると嘲笑するように鼻で笑う。
無惨「埋まっている姿は実に滑稽だな」
銀時「この野郎、せっかく少し見直したと思ったのにやっぱお前性格わりーわ……」
桂「それよりまた来るぞ」
無惨「あの程度の怪物、私の敵ではない……」
蹴り飛ばされたことで完全にキレたポチは無惨めがけて突進する。身構えて迎撃するのか、カッコつけていたが横から誰かがポチを殴り付け打ち沈めた。
その『誰か』っていうのは……白フン一丁のマドマーゼル西郷こと『西郷特盛』。
ヅラは仁王立ちする西郷に、西郷について何か思い出したらしくヅラが何かを語る…埋まったまま。
桂「……思い出したぞ、白フンの西郷…天人襲来の折、白フン一丁で敵の戦艦に乗り込み白い褌が敵の血で真っ赤に染まるまで暴れ回った伝説の男。鬼神『西郷特盛』!俺達の大先輩にあたる人だ…」
無惨「……………………知らん、というか何で褌だ」←
『そこはツッコんじゃダメだから!!!』
お前が知らないのは百も承知だよ。
そして私らの先輩にあたる人にそのツッコミはダメだから……それもはや武勇伝全否定しちゃってるから……ごもっともだけど。
てる彦「か…か…か、母ちゃん…ご…ごめん、僕…」
西郷の登場に驚きつつも、謝るためか近づいたてる彦君の頭に鉄槌が振り下ろされる。
絶対痛いよ、無惨も「うげっ」って顔してるもん。
西郷「バカヤロー、父ちゃんと呼べェ」
てる彦君を担ぐと、依然埋まったままの銀時達を容赦なく解雇して、去り際に店に来ればサービスすると言い残して帰っていった。
「絶対に行かん」と真顔で無惨は呟いていたが、激しく同意である。
銀時「……恐いよ〜」
桂「どうやらいらぬ世話をしたらしいな。奴らも侍と変わらんな。立派な求道者だよ」
無惨「……帰るか」
『すごい道草食っちゃったわね』
銀時「え、お前ら…この状況の俺らを残して帰るか普通!!てか、俺だけでも助けろよ!!オイィィィ!!」
私も屋根から飛び降りると、埋まったままの状態である銀時たちを放置して私と無惨は屋敷を後にすることにした。悲痛な叫びが聞こえたけど、知らない。
片腕出せたんだから平気でしょ。
百四十八:帰るまでが色々あった一日だから気をつけろ。→←百四十六:猛獣はペットにしたらダメだから、絶対に。
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荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!兄貴と夢主が出会うのはいつになるかな…?お楽しみにー! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - 星海坊主篇かー!しかも兄貴登場…っ!! これは更進が待ち遠しいぜっ!! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - シリアスクラッシャー戒さん» 読んでいただきありがとうございます!えッ、マジですか!!!これからも頑張ります!ありがとうございました! (2020年4月5日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアスクラッシャー戒(プロフ) - 読ませていただきました!はい、滅茶苦茶面白いです!正直私程度の作者は貴方様の作品が素晴らしいのでアドバイスは…思いつきません!!更新、頑張ってください!! (2020年4月5日 22時) (レス) id: dea2534335 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!おまかせを! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
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