百四十六:猛獣はペットにしたらダメだから、絶対に。 ページ11
無惨「まったく……この世界にはまともな生物はいないのか?」
『果たしてお前はまともな生物と言えるのだろうか』←
無惨「何が言いたい」←
廃屋の屋根の上に避難した私と無惨は、こっそり下の様子を見つつそんな会話を繰り広げる。
無惨の世界のことは知らないが、話を聞く限り鬼は決してまともな生物とは言えない気がする。ジト目で無惨を見つつ私が呟くと、なんかイラついた様子で追求されたのでそれ以上は言わないでおいた。
『それより、あれ助けた方がいいかな』
無惨「……何故だ?」
『何故って……あっ、てる君…!!』
無惨「あの子供よく生きていたな……」
下の方で保存食として埋められている銀時達を助けるべきか悩んでいたら、凄く何でって顔をしたまま顔でもわかるが何故?と尋ねられるもんだから反応に困る。
そこまで嫌なのか???
こっちも理由が見つからなかったけど、強いて言うなら食い散らかされるのを見られたくないからぐらい……私も大概アイツらのこと嫌いなのかもしれない。
そう確信しつつあった時に、木から降りてきたてる彦が埋まっている銀時達を助けようとしている。
てる彦「こんなにたくさんの人に迷惑かけて、何が男の証拠を見せてやるだよ…こんなの男のする事じゃないよね。父ちゃんの事バカにされるのが悔しくて、父ちゃんはあんなだけど誰よりも男らしいことを僕は知ってる。誰よりも心がキレイなのも僕は知ってる…でも誰もそんなの見えないし、見ようともしない……悔しい、僕悔しいよ」
無惨「…分からんな、人間の考えなど」
『そうでしょうね、あんたが親身になって誰かに同調するなんて一生かかっても無理ね』
無惨「……」
『ちょ、痛っ』
珍しく同意してやったら小突かれた。何が不満なんだよ、自分で言ったんだろ。
ジト目で睨みつけていると、無惨が「あっ」と声を上げたかと思うと茂みの向こうからポチが出てくるなりてる彦に襲いかかる。
あれはヤバい、てる彦が危ないと私が腰を上げポチを追い払おうと考えた時に無惨に抑えられる。
『離してよ、てる彦が危ないでしょあれ!!』
無惨「お前は出るな」
『はぁ???アンタ…!!』
こんな会話をしている内に、ポチはどんどんてる彦に迫っていく…無惨の言うことを従順に聞く必要もないと思って飛び出ようとした矢先、銀時とヅラが頑張って片腕を出しポチの角を掴んで抑えている……それを見兼ねてなんと無惨がポチの顔面目掛けて蹴り飛ばしたのだ。
百四十七:たまには頼りになる奴ってなんか好印象になっちゃう→←百四十五:ペット好きにも程があるだろ
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荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!兄貴と夢主が出会うのはいつになるかな…?お楽しみにー! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
阿呆代表の神(プロフ) - 星海坊主篇かー!しかも兄貴登場…っ!! これは更進が待ち遠しいぜっ!! (2020年4月10日 19時) (レス) id: 10eaece567 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - シリアスクラッシャー戒さん» 読んでいただきありがとうございます!えッ、マジですか!!!これからも頑張ります!ありがとうございました! (2020年4月5日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアスクラッシャー戒(プロフ) - 読ませていただきました!はい、滅茶苦茶面白いです!正直私程度の作者は貴方様の作品が素晴らしいのでアドバイスは…思いつきません!!更新、頑張ってください!! (2020年4月5日 22時) (レス) id: dea2534335 (このIDを非表示/違反報告)
荊姫(プロフ) - 阿呆代表の神さん» コメントありがとうございます!おまかせを! (2020年4月4日 22時) (レス) id: 2b5715eac5 (このIDを非表示/違反報告)
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