侍の国で鬼達と暮らします(二)【鬼滅の刃】【銀魂】

九十二：スナックには夜に行きなさい ページ5

無惨「……よりによって面倒な時に当番が回ってきたものだ……」


『別についてくる必要も当番守る必要もないんですけど？アンタ達が律儀に守りすぎてるだけでしょうが』


無惨「減らず口を叩くな小娘が」



今日も今日とて薬の配達でかぶき町を歩き回る私。今回の付き添いは無惨で、さっきからずーーっとブツブツ言ってんの。


そんなに嫌なら来なきゃいいのに……私だってね、そこら辺のチンピラ共に殺されるほどヤワじゃないのよ。


だがこう言ったところで「無駄口叩くな、歩け女」と一蹴されるのが目に見えてるからもう諦めた。


さて…最後の配達先は……『スナックお登勢』に胃腸薬と風邪薬ね…。



『スナックお登勢……スナックお登勢……ここね…』



住所通りの場所に辿り着くと1度上を見上げる。


うげっ!!ここ銀時の店もあんのかよ!!!最悪じゃん!!!


まぁ、さすがに真昼間からスナックにいるわけが無いよね〜



『ごめんくださーい、お薬の配達に来ましたぁー……』


銀時「んぁ？……お前も地道に配達とはご苦労なこったなぁ……」


『……ないわー、昼間からスナックにいるとかないわー』


銀時「うるせええええ!!!俺だってなぁ！こんなババアが切り盛りしてるスナックに昼間からいたかねーわ!!」



最悪なことに、何故かモップを片手に持った銀時に出会し自分でも思いっきり顔がひきつったのがわかる。


隣にいるであろう無惨を見て見たら、なんとも言えない真顔だった。ほんとになんとも言えない。



お登勢「おや、わざわざ届けてもらって悪いね」


『いえ、ご近所様とのお付き合いも兼ねると考えると苦にはならないですよ』


銀時「うええ……お前何猫かぶってんのー？」


『あ？黙らないと丸刈りにして樽に詰めるぞ』


無惨「情緒不安定なのか？」


銀時「つーかお前ら別れたんじゃねーのかよ」


『別れたは別れたけど従業員としてこき使ってる、腹いせに』


銀時「女の執念っておっかねーや」



銀時は女の執念にぶち当たってあの世に行けばいいのになぁ……←

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