侍の国で鬼達と暮らします(二)【鬼滅の刃】【銀魂】

九十一：にゃーにゃーにゃー ページ4

『はい、ねこまんま』



器にねこまんまを持って飼い猫の『吉次郎』の前に出す。


可愛い見た目をしておきながら、吉次郎とかいう渋い名前はいささか男前すぎやしないだろうか。ちなみにこいつはメスだ。


吉次郎って名前付けたの誰だと思う？他でもない猗窩座だよ。


名前考案の時に夕刊読んでた猗窩座がぽつりと『吉次郎…』と呟きそれが何故か採用。


黒死牟曰くしっくりくるのだとか…いやメスだぞ、こいつ。



無惨「猫に話しかけたところで言葉が交わせるわけないだう…烏では無いのだから」


『五月蝿いな…こういうのは理屈じゃなくて純粋な子供心があるかどうかなの。つーか、烏も話さねーよ』



ねこまんまを美味しそうに食べている吉次郎を撫でつつ、無惨に言い返す。それを後押しするかのようにねこまんまを平らげた吉次郎は「にゃー」とひと鳴きした。



『吉次郎ちゃんもそう思うよね〜？』


吉次郎「うにゃ」


無惨「…………猫に同意を求めるな、孤独か」


『うるっさいわね…どうせ私は孤独でーすよーだ』



擦り寄って来る吉次郎を抱き上げながら、舌を出して小馬鹿にする。そして追い打ちをかけるように吉次郎は大きな欠伸をかく。


というか、なんで次郎？太郎はどこに行ったの？


太郎すっ飛ばして次郎なの？


謎なんだけど。

九十二：スナックには夜に行きなさい→←九十：えっ？……えっ？(二度見)

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