侍の国で鬼達と暮らします(二)【鬼滅の刃】【銀魂】

百十：変な虫がつかないように付き添いするだけ…だけ！ ページ23

無惨side



無惨「祭りだと？」


『そっ、夕方からお祭りやるからそれに行く人が騒いでるのね』



女と猗窩座の奴が帰ってくる前から、家の外からやけにガヤガヤガヤガヤ声がして五月蝿い。


だから、女が帰ってきてから尋ねてみれば祭りがあるかららしい…。


祭り如きで何故ここまで騒ぐことが出来る…？


理解し難い。



『このお祭りには将軍も来るし、色んな見世物をやるらしいから騒ぎに騒ぎまくってるのね…私も行こうかな』


童磨「なら一緒に行ってもいいかい?!」


『ん？いいけど』


童磨「わーい！」

童磨「(A殿と一緒にお祭り…運が良ければ告白できる…!?)」



待て、色々待て。


童磨、貴様いつの間にその女に好意を寄せている???


それにお前下心を私に見られて恥ずかしくはないのか


私がいるということを忘れているだろうお前。


睨みつけるように童磨と女のやり取りを見ていれば、ハッとした様子で童磨はこちらを見る。


ようやく心の声まで聞かれていることに気がついたか…馬鹿め



童磨「無惨様……もしや一緒に行きたいのですか…!?」


無惨「は？」



違う違う違う違う。


そうじゃないだろう、普通に考えろ。


顔面蒼白して聞くようなことじゃないだろう、何故蒼白しながらそれを尋ねてくるんだお前は…！


まさか私の存在を本当に忘れて……



童磨「(無惨様も来るとなると…二人っきりじゃなくなる…!?告白不可能!?)」



童磨!!!


お前、童磨!!!


別にお前の色恋沙汰には興味などないし…何はともあれそうじゃないだろう!!!



無惨「変な虫がつかないよう、見張るだけだ」


童磨「それなら俺だけでもー」

無惨「お前はアテにならん!!!」

童磨「!?」



嫉妬という訳では無い、腹いせだ。


これは腹いせだからな。

百十一：まーつりだまーつりだまーつーりーだー→←百九：猗窩座って……意外に優しいのか

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