侍の国で鬼達と暮らします(二)【鬼滅の刃】【銀魂】

百七：近所迷惑どうのこうの言ってる奴に限って迷惑かけてる ページ20

平賀「人んちの前でギャーギャー騒ぎやがって、クソガキども。少しは近所の迷惑も考えんかァァァァァ‼｣


『それ、お前が言えないわ!!!』


お登勢「クソジジイ‼てめーの奏でる騒音のおかげで近所の奴は、みんなガシャコンノイローゼなんだよ‼｣


平賀「ガシャコンなんて騒音奏でた覚えはねェ‼『ガシャッウィーンガッシャン』だ‼｣


猗窩座「同じだろ、五月蝿いのは」



何かその機械音にこだわりがあるのかは知らないが、ご最もな猗窩座のツッコミが入る。


どうやら、この人が毎日毎日毎日毎日ガシャコンガシャコン慣らしているおかげで奥様方はノイローゼになっているらしい。


それで、工場は畳まないということで『三郎』と言うらしいカラクリに平賀は追い払うように命じる…だがしかし。


三郎、何を勘違いしたのか平賀目掛けて銀時をぶん投げた。


これには流石の猗窩座も、目と口をかっ開いてぶん投げられた軌道を目で追っている。


勿論私もだが。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



『へぇ…色々作ってるのね、無駄に』


猗窩座「同じようにしか俺には見えんが、無駄に」


平賀「無駄無駄言うな!!!つか、てめーら何勝手に引っ越しの準備進めてんだァちきしょォォ‼縄ほどけェェ、脱糞するぞコノヤロォォ‼｣


猗窩座「五月蝿いじじいだ…猿轡でも嵌めておくか？」



興味本位で、万事屋組に混ざって中に入った私と猗窩座は工場内を見渡す。


引越しの準備を始めている万事屋組はカラクリで遊んだり、壊したり、パシッたりしているため平賀は常時発狂中である。



銀時「いや〜実にイイモのつくってるじゃねーか。ジーさんウチにも一つくんねー？このポンコツ君｣


猗窩座「…こんなでかいポンコツは要らんだろう……」



ポンコツポンコツ言っている2人の元にポットを持って戻ってきた三郎は、あろう事か中身を2人にぶちまける。


猗窩座は拍子抜けした顔で銀時を盾にしてそれを避け、銀時は見事に盾にされたためお湯をぶっかけられた。



平賀「三郎はなァ、ある程度の言語を理解できるんだよ。自分に攻撃的な言葉や行動をとる奴には鉄拳で答えるぞ‼よし！今のうちにわしを解放しろ！早くしろ、ポンコツ！｣


三郎「御意」


猗窩座「自滅しているじゃないか」



さり気なく自分の言ったことを忘れたのか、自分も三郎の鉄拳によりぶん殴られた平賀を猗窩座は銀時を床に捨て置きながら冷ややかにツッコミを入れていた。


ちなみにこのじいさん、江戸一の発明家らしい。

百八：祭りだからって浮かれてると怪我するぞ→←百六：ガシャンガシャンガシャン五月蝿い！

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