【銀魂】左 遷 さ れ ま し た 。

二十二飛び ページ24

呆れてため息をついてから、ふと思ったが別にこの話題って事件があった場所近くの道端で話す必要あるか？


屯所帰ってからでも良くね？


というか私は話のことなんてどうでもいいから、何か食べたい、お腹空いた。



『続きは屯所帰ってからでいいだろ』


「いや、そっち屯所の逆方向だしパトカーで帰ればー」

『腹が減ったから何か食べて帰る』


「意外とお前自由!?リベロ!?」



3人に背を向けて、かぶき町方面へと進めば後ろから副長のツッコミが入る。


誰がリベロだ、私はーあれだ、ちょっと…グルメだから、人と同じもの食べたくないって言うか？


要するに屯所にすぐは戻りたくないってことだよ、察せ馬鹿。



『何か食べるっつっても何食べるんだよ…』



今はお昼時だしどの店も混んでるだろう、わざわざ混んでるとこには行きたくない。


だがそんなこと言ってたら何処にも入らず、空腹のまま戻って結局なにしに行ったんだお前とツッコミ入れられるのがオチだろう。


それは嫌だ、絶対に。


……団子でも食べよ。


ふと目に止まった団子屋に入りみたらし団子と三色団子を注文して縁台に座る。



『……平和だな』



かぶき町って荒くれ者が集まるイメージがあるけど、意外とそうでも無いのだろうか？



店主「はいよ、みたらし団子と三色団子お待ち」


『んー』



出された団子のうちみたらし団子の方に手を伸ばして食べ始める。


あ、このみたらし団子美味い。


もう1本頼もうか…と考えていたら隣に誰か座りあろうことか私の団子に手を伸ばしてきたので慌てて皿を引っ込める。


サングラス越しに団子泥棒を睨みつけようとして、犯人を認識した時私の思考は完全にストップした。



特徴的な天パの銀髪、死んだ魚のような目…



なんでお前がここにいる、白夜叉……。

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