I am YOU [ Stray Kids ] -2 (ページ22)

今日:4 hit、昨日:18 hit、合計:68,745 hit

You Can STAY ページ22

日本で初めてのドーム公演が出来ると知った時、嬉しいと同時にすごく怖かった。
普段は気にしない素振りをしているけれど、日本には私のアンチが特に多くいるようで、沢山の日本STAYに会えるのが楽しみであると同時に、その中に自分の事を嫌っている人がいるかもしれないと思うと本当に怖かった。
私のせいで、ドームの客席が埋まらないかもしれないと不安になった。

🐿「リラ、大丈夫？」
🐱「ちょっと、うん、ちょっと怖いけど…でもドームだよ？一番大きい会場…ずっと夢だったもん、嬉しいよ」
🥟「リラ、日本はリラの生まれ育った国なんだから、そんなに怖がる必要ないよ」
🐱「…」
🐥「リラ…」

韓国で生まれ育ったヒョンジンには分からない、一瞬でもそう思ってしまった自分がすごく情けなくて。
皆が初めてのドーム公演に喜んでいる中、純粋に100%喜ぶことが出来ない自分がとても申し訳なくて、泣きたくないのに涙が溢れて止まらなかった。
嬉し涙を流したかったのに実際には負の感情の涙しか流れなくて、皆がこんなに喜んでいるのに、私のせいで雰囲気を壊してしまうことが申し訳なかった。

🐱「ごめん、ごめんなさい」
🐺「なんで謝るの？リラは嬉しくないの？そうじゃないよね？」
🐱「うん、嬉しい。すっごく嬉しい、ただちょっと怖いだけなの」
🐺「大丈夫だよ、1人じゃないんだから。俺たちと一緒じゃん」
🐥「ね、だからもう泣かないで、笑って。幸せな涙以外見たくないよ」

リクスとチャニオッパに抱きしめられながら慰められて、どうにか涙を止める。
自分が生まれ育った母国のことをこんなに怖いと思ってしまう自分が情けなかった。でも、

🐰「リラを傷つける奴がいたら俺が葬り去ってあげるよ」
🐿「ヒョンが言うと冗談に聞こえないよ」
🐱「…ふふっ」

そうだ、私にはこんなに頼もしいメンバーが8人もいるじゃないか。
心配そうに様子を伺っていたメンバーも少しずつ笑顔になり、心配ないよと励ましてくれる。

🐰「大丈夫、ドーム絶対埋まるし皆リラの帰りを喜んでくれる」
🦊「そうじゃないとヒョンに葬られちゃう」
🐱「はは、みんなありがとう…絶対に成功させようね」

夢だったドーム公演、絶対に最高の公演にしないと。
私達にとっても、STAYにとっても、忘れられない公演になったらいいな。