必死 ページ26
「…嘘、だろ…そこまでするのか、爆豪…？」
俺…そしてその他の皆が、戦場の様子が映るモニターをただ集中して見ていた。
そのモニターには爆豪の大きな爆破によって無残なビルの屋内の姿が映し出されていた。
煙によって出久の姿は見えない。でもあんな相当な爆破を食らったらアイツは…！
喧嘩したはずなのに怖かった。
でもしばらくしたら煙は晴れて、出久も多少の火傷程で済んでいたので安心した。
「…オールマイト！もう止めさせた方がいいですよ！出久がまた大怪我しちゃうって…！」
オールマイトの元へと駆け寄って言う。喧嘩とかそういうのは今の俺にはどうでもよかったのだ。
すると後から切島も来て、
「先生、本当に止めた方がいいって！爆豪あいつ相当クレイジーだぜ！殺しちまうぜ！？」
と俺と同じようなことを必死な顔で言ってくれた。
危険だと思っていたのは俺だけじゃなかったようだ。
でも本当に、それ程今の爆豪は危ない。一体どうしてそこまで勝とうとしているんだ…？
どこか不安な気持ちで再びモニターを見ると、爆豪が一方的に出久のことを殴ったりしながら攻撃していた。
その攻撃の仕方は相変わらずセンスの塊だった。
そう、明らかに爆豪が押しているように見える。だけど、
「しかし変だよな…爆豪の方が余裕なくね？」
唖然とする中、切島が代表のように言った。
爆豪は大量の汗を流して何故か焦っているようだったのだ。
そこで出久と爆豪が叫んで何かを言い合った後、2人はお互いの元へと駆け込む。
拳を振るうポーズをして。
「オ、オールマイト！まずいですよ！止めなきゃ！！」
「先生やばそうだって！先生！！」
俺と切島が同時にオールマイトに叫ぶ。
俺達だって余裕なんてないはずだ。2人がいつ怪我をしてしまうのかが心配で仕方がないのだから。
「…双方…中止…」
オールマイトがマイクを手にして喉の奥から絞り出すような、小さな声で言う。
でもモニターを見ると2人の距離は止められないほど近くにまで迫っていた。
…ダメだ、聞こえてないし、間に合わない！！
やはり間に合わなかったのか、2人の個性の…あまりの強さのせいだろうか。モニターにはただ煙しか映ってなかった。
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ななな - やっばい。ヤンデレ可愛すぎかよおおおおおおお！！更新停止中かよおおおおおお(泣) (2019年9月12日 20時) (
レス) id: eb9d7d52b6 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - やばいヤンデレデク無茶苦茶タイプ (2019年8月23日 14時) (レス) id: 76efca60e0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 最高です！これからも更新頑張ってください！ (2019年6月14日 19時) (レス) id: 57d4f6c443 (このIDを非表示/違反報告)
(･ω･)(プロフ) - ゼロさん» まあ、これからまたどういう展開になっていくのかをぜひお楽しみくださいー！ (2019年5月25日 23時) (レス) id: 40f7b4a37b (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - な、なんだってー！ (2019年5月23日 16時) (レス) id: 75173a0bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(・ω・) | 作成日時：2019年4月6日 23時
