信じるもの Ⅲ【トラファルガー・ロー】 (ページ37)

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百十一話ページ37

ヴァイスちゃんの服装 (DR後、ゾウ)

左胸に小さくジョリーロジャーがデザインされているショート丈の白T。少しお腹が見えるくらい。
カーキ色のカーゴパンツ。
帽子はローと同じ柄で白黒が逆のバケットハット。もふもふではない。
靴は黒い厚底シューズ。

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貴方side

キャプテンの目に捕まっていたが、何とか切り抜けてロメオ君の部屋に行く。

壁には麦わらの一味の手配書が額縁に飾られいる。

何故か私のも別なものに同じような額縁で飾られているが...

さっき麦わらの一味が何か書いてたな...ソレの正体は手配書の左側にあるサイン(？)だった。

うん。個性が溢れてて凄くいいと思う。うん、うん。

ロメオ君の紹介で麦わらの一味の懸賞金について理解出来たところで、気になる私は...

｢そしてェ！ハートの海賊団副船長“堕天使”A先輩はァ〜
4億2000万ベリー！1億2000万アップだべ！｣

｢おー船長たちの次か、すげェなA｣

『元々の額もあったので...』

あときっと、世界政府関係者にベリアルの姿を見られたのだろう。私は今回の戦いで特に何もしていない。

この上がり方はほぼそれで違いないと思った。

｢どうかしたの？A｣

『あァいいえ、何でもありません』

ロビンさんに心配をさせてしまった。ベリィのことを知らないのなら話す必要もない。

ロメオ君が麦わらの一味結成の話を聞き始め、場が賑わう。
部外者の私は彼らの盛り上がる場を後にした。

そろそろベリィが話しているところだろうか。甲板に居るであろうキャプテンの元へ向かった。

｢来たか、A｣

｢A！良かった元気そうで｣

船の風貌には似合わない静かな甲板にはキャプテンと私と瓜二つの女性。

瞳の色以外は外見の特徴は何もかも一緒。彼女こそベリィこと“ベリアル”だ。

『いつ出てきたの？』

｢ほんのちょっと前よ。ロー君に話しかけたらぶった斬られそうで危なかったんだから〜！｣

『よく分かりましたね、殆ど何も変わらないのに』

｢...分かるに決まってんだろ。で、馴れ馴れしく俺の名前を呼ぶコイツは誰なんだ？何でAと瓜二つの姿をしてるんだ？｣

『あーあーストップです、わかりました！ベリィが出てきたら話そうと思ってたので』

波音が少しざわめき、風向きが真逆に一瞬吹いた。

一息ついて、ゆっくり話を始めた。