誰とは言えない【ミスタ】 ページ14
ラッキーボーイな狙撃手に、ハートを撃ち抜かれた。比喩的な意味で
別に初めはなんとも思ってなかった。ただ仲のいい友人。それだけだった
しかし死闘をくぐり抜け共闘していくうちに、吊り橋効果でもあるのか、段々好きになっていくのが分かった
私を守る大きな体。拳銃を構える彼の冷静な瞳。少し黒めの肌に、私の頭を撫でる大きな手
何もかも好きになってしまった
まあ私の片想いで確定してるんだけど。私は彼のタイプでも何でもないから。ただの仲間。友達。それ以上でも以下でもない
「はあ〜…」
「お、どーした?ため息なんかついちゃってよォー」
一人頬杖をついて昼ごはんのスパゲティをつついていると、私の悩みの根源であるミスタがやってきた
「…じつは」
好きな人に友達としてしか見られない、と私の悩みを打ち明けた。相手が誰かは伏せて。それを頷きながら聞いていた彼は、表情を明るくして言った
「けけけ、これってよォ、恋バナってやつじゃあねーか!もっと聞かせてくれよ!」
「ちょっとー!こっちは真剣なの!」
悪い、と笑う彼に、全く、と呆れたように言うと、彼はやはり悪びれなく笑うだけだった
唐突に彼が声を上げる
「Aはさ、その好きな人とどうなりてぇの?」
「え?そりゃあ、付き合って、買い物したり、ご飯食べたり、とか」
そういうのは考えたことが無かったが、ただ普通に結ばれたい、と感じた。だが本当にそれだけでいいのか。よく分からない
「…ま、大丈夫だろ!Aは可愛いし、大抵の男だったらイチコロだろ」
難しい顔をしてムンムン唸っている私に、彼は呑気な声でそう言った
「んーー、そーかなぁ、ならいいや」
貴方が大抵の男に含まれてるかは謎ですけどね!!と心の中で軽く悪態をつくが、それが彼に伝わる訳もなく、(まあ伝わってもらっても困るけど)彼の楽しそうな笑顔はより一層楽しそうに口角が上がった
「で、ぶっちゃけ誰なの?ブチャラティ?ジョルノ?」
仲間の名前をつらつらと並べだしたミスタ
「まあ着眼点はいいかな、でも教えない!」
「なァんだよ〜俺とお前の仲じゃあねぇかよお〜」
目の前にいるとは言えないし、ここは秘密ってことで!悪戯そうに笑う私を見て、彼は不服そうに頬を膨らました
「いつか教えてあげる」
そう言って笑うと、ミスタも微かに口角を上げて「ああ」と返した
君と一緒【ポルナレフ】★→←嘘も建前も本音だった【DIO】★
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たつみ(プロフ) - 海月さん» いえいえ、私もサーレー好きなのでリクエスト貰えて嬉しいです、ありがとうございます!海月様の思っていたものと違っていないかどうか不安でしたが、ご期待に添えられたようなら良かったです<(_ _)>また機会があればよろしくお願い致します! (2021年6月4日 13時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - リクエストにお応えしていただきありがとうございました。今回もとても素晴らしいお話でした。サーレーの夢小説を書いてくれる人は少ないので助かっています。本当にありがとうございました。 (2021年6月4日 7時) (レス) id: fb1aebaa24 (このIDを非表示/違反報告)
たつみ(プロフ) - 海月さん» 了解です!遅くなってすみません(>_<;)出来上がった話に問題点があったら遠慮なく仰ってください!少々お時間頂きます<(_ _)> (2021年6月4日 0時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - リクエスト失礼します。サーレーの夢をお願いします。病んでいる感じで書いてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。 (2021年6月1日 22時) (レス) id: fb1aebaa24 (このIDを非表示/違反報告)
たつみ(プロフ) - モモまんじゅうさん» 了解です!ありがとうございますm(*_ _)m完成したものに何か気に入らない点などがありましたら、遠慮なく仰ってください! (2021年5月28日 21時) (レス) id: 1c25c6a3e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ペンシル x他1人 | 作者ホームページ:http://uranaimonsuto
作成日時:2018年12月30日 17時