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洗い物が終わって時計を見るともう9時を指していた。




『 皆、帰らなくていいの? 』




明日は土曜日だけど、さすがに高校生ばっかだし早く帰らないと親御さんが心配しちゃうよね。




「 あー、もうそんな時間か。
皆帰る?俺ん家泊まる? 」



瑞稀がそんなことを言い出すから、みんなが次々に泊まると言い出した。




待て待て待て待て。
服は瑞稀のを着たら良いとして、




『 どこで寝るの?そんなに布団ないよ ... 』




「 みんなでリビングで寝る。
布団4つ並べれば全員入るっしょ 」




「 えー!俺瑞稀の横が良い〜!」




優斗くんが1番に手を挙げ、次々と皆の場所決めが始まった。




ママとパパに怒られないと良いけど ... 。




「 Aさんも一緒に寝ますよね? 」




小声で捨て犬みたいな顔をして聞いてきたのは猪狩くん。



何、めっちゃ可愛いんだけど。




だけど、男5人のところで寝るのはさすがに勇気がいる ... 。




『 私は自分の部屋で寝るよ? 』




「 えぇ、なんで〜 」




猪狩くんはあからさまに残念がってて、小さい子供を相手にしてる気分。




瑞稀が帝王様すぎて、こういうワンコ系の子はどうしても構ってあげたくなっちゃう ... 可愛いよ猪狩くん ... 。




『 ほ、ほら!男の子5人だしね?
さすがに女の子が混じるのは ... 』




「 じゃあ俺がAさんの部屋で寝る〜 」




やだやだ〜って駄々っ子猪狩くん。
どうしよう可愛いが過ぎるのでは ... 。




「 そうやん、ワガママ言わないの 」




そう言って猪狩くんの腕を引っ張ったのは作間くん。




「 作ちゃん〜
俺Aさんと寝たい〜 」




「 Aさん困ってるじゃん、だめだよ
それにみずっくんが絶対怒る(笑) 」




「 確かに ... みずっくん怒ったら怖い
でも〜〜〜 」




猪狩くんと作間くんが、おもちゃを欲しがる子供とそれを止める母親の会話みたいで笑ってしまった。




末っ子コンビって見た目は大人っぽいのに中身は年相応でやっぱり可愛い。




2人を見てると妹か弟欲しかったなって改めて思うなあ。




とりあえず、お風呂入って寝る準備しよ。




駄々をこねる猪狩くんと猪狩くんをなだめる作間くんを置いて、私はお風呂場へ向かった。






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甘々みじゅき→←.



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MAHO(プロフ) - やばいっす((語彙力、猪狩に吸われ低下中 (2019年1月20日 3時) (レス) id: 4af4ff8ba7 (このIDを非表示/違反報告)
☆*:.。. さやちゃむ@スノガール.。.:*☆(プロフ) - こんにちわ!この小説最高です!更新頑張ってくださぁい♪ (2018年11月14日 22時) (レス) id: 93189b2c54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はる | 作成日時:2018年11月11日 7時

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