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「え、何で目黒くんがいるの？」
「宮本さん体調不良だから代わりに俺が行けって部長が。」
賑わう駅の改札口付近。
出張に同行する同僚との待ち合わせ場所に向かうと、そこに居たのは彼だった。
「大丈夫なの？イベント、初参加でしょ？」
「ん〜まぁなんとかなるかなって。
でも俺、意外と使えると思いますよ。」
だから安心して？なんてにこやかに笑う顔に少しどきりとし、先日の一件もあり思わず目を逸らした。
「あれ、どうかしました？」
「……べつに、」
なんでもないよ、と改札に向かおうとする私の腕が掴まれる。
「エレベーターでの事、思い出してドキドキしちゃった？」
「してないけど。」
「即答？残念だなぁ。」
「そんなAさんも、嫌いじゃないけど。」
ほら、遅れるよ？なんて言いながら改札を抜ける背中に誰のせいで…というのはやめておいた。
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葉月檸檬(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます！嬉しいです。更新頑張りますね！ (2023年4月3日 20時) (
レス) id: 7833bf2ce1 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - はじめて読ませていただきました！エレベーターでドキドキというのが私が読んだ作品でははじめてで新鮮でした!続きが楽しみです!頑張って下さい! (2023年4月3日 0時) (レス) @page8 id: c3633025a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉月檸檬 | 作成日時：2023年4月1日 16時
