rain112 ページ36
視点:碓氷A
今日は朝から万理さんの顔をみてご飯をいただいてお見送りまで…もう幸せの絶頂という感じだったのですが…。
｢はぁ！やっと学校終わったー！｣
ふんふんと鼻歌を歌いながら、帰宅の準備をしていればピコンと灯るスマフォの通知に口元が緩む。
｢お迎えがこられたんですか？｣
｢えへへ、そうなん…だってなぜ？！｣
いおりんの勘は怖い。いつだって。
冴え渡りすぎだと思う。
｢貴方のそのご機嫌具合と大神さんの休暇…どう考えたって同じ結論に至るでしょ…ほら、早く行ってください｣
何故か半ば追い出される形でその場をあとにすれば、校門までダッシュもダッシュ。
けれど、たどり着けば万理さんの姿はなく辺りを見回したときだった。
｢うわぁっ、すみませんっ…いてて｣
場所も悪かったんだと思う、ちょうど曲がり角だったから距離が詰まるのも気づきにくかったし…それにしても、ゴツンとぶつかった額が痛い…
｢おい、気をつけろよな！……って。お前｣
ターコイズの髪色に蜂蜜色の瞳。
どこかで見たような気がするけど、知り合いじゃない…というか！
｢確かに私が悪かったかもしれないけど、君だって余所見してたんじゃん…それに初対面の相手にお前って…どんびきなんだけど！｣
負けじと言い返せば、よく見ればうちの制服で一瞬、言い合いになったことを後悔したけど、そんな必要なんてなかった。
｢なに？逆ギレ？これだからブスって救いようがないよね、しかも性格までブスかよ｣
カッチーン。
こいつ、最低なヤツ決定…！
｢女の子にブスだとか信じられない！アンタこそ最低の性格ブスじゃん…っ｣
｢はっ、俺がブスなわけないじゃん。目まで腐ってんの？ていうか、アイドルなんだけどー？｣
あ、い、ど、る？
なにいってんの、この男。
｢冗談きついんだけど…微塵も推せない…｣
｢ていうかさ、嫌味かと思ってたんだけど…まさか、まじでお前、俺のこと知らないわけ？｣
信じられないようなどこかショックさえ受けてるような顔でみられれば、ハテナが浮かぶ。
そんなときだ。
｢Aちゃん、ごめんね。急に仕事の電話が入って…あれ、お友達？…じゃなくて、君、ŹOOĻの｣
｢万理さん…！｣
ん？ŹOOĻ？
なんかそういえば聞いたことがあるようなないような？
ていうか、無視して行っちゃったし！なんなの、あいつ！むかつく！！
｢亥清くんと知り合いなの？｣
｢あんな奴、知りません！！｣
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湊(プロフ) - モナカさん» モナカ様。遅くなってしまい申し訳ありません！コメントいただきありがとうございます。万理さんの小説も可能なら更新はしたいとは考えているので、筆がのりましたら是非復活させていただきますね！ (2021年4月13日 20時) (
レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
モナカ - 更新楽しみにまってます (2020年9月19日 0時) (レス) id: 896fd3364c (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - モナカさん» こんばんわ、ありがとうございます(●´ω｀●)癒しキャラを想定して作らせていただいたのでそう言っていただけますととても嬉しいです(*´ω｀) (2019年12月2日 17時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
モナカ - 更新ありがとうございます！お父さんとてもいいキャラですね！読んでいて何かほっこりしてしまいます (2019年11月29日 1時) (レス) id: 0b28f1db9c (このIDを非表示/違反報告)
湊(プロフ) - モナカさん» はじめまして！放置になっていてしまい申し訳ありません…！そのお言葉自体がありがたすぎて…はい。是非更新させていただきますね。 (2019年11月9日 8時) (レス) id: fc59f5796d (このIDを非表示/違反報告)
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