■10話 視点:ルイス・スタインフェルド ページ11
「? どうかしたのか樹くん」
興味津々に一眼レフに目線を向ける樹くん。
「それって…」
「あぁ、投影魔術だよ」
基本粗方出来るが力を入れて習得及び完成度をあげたのはこの投影魔術のみ。
「そうだな…確か樹くんは日本出身だったか?」
「そうだ」
ならばこれがいいだろう、この前美術館で日本の漫画が展示してされていたものの中の一作品。
思い出しながら魔力を練って形成。
「!」
「この前見た日本の漫画の展示会で印象に残っいたやつのものの投影なんだけどな」
机の上で独特のポージングをしている模型は展示会でもかなりの人気だったブースだ。
特徴的な格好だったので覚えていたのが幸をなしたらしい。
目を輝かせた樹くんに思わずにこにことしてしまう。
投影したのは、学生服を着た野郎と人外な何かの二体。
「これは! ジョジョ!」
「家から粗方魔術を仕込まれたけど、その中でも俺が得意なのは投影魔術」
良いながら次のものを投影すれば更に目を輝かせてくれる樹くん。
「流石に食品は無理があるが」
「タピオカドリンク…!」
日本でかなり人気のタピオカの食品サンプルを投影すれば手に取りあらゆる角度から見てくる樹くんと、どうでもいいようだけど一応黙って聞いてくれているキャスターのサーヴァントに、ならあれも出すかとアルトリアに問う。
「アルトリア、可能なら宝具出せるか?」
目を輝かせて食い入るようにジョジョとタピオカドリンクの食品サンプルを見ている樹くんを尻目に見ながら、俺の魔術を眺めていたアルトリアだが少し考えたのち否との回答。
「流石に此処で出すのはいかがなものかと」
「まぁ、確かに槍だと少し邪魔か」
となれば、とキャスターを見れぱ眉間に皺が。
「
「駄目でしょうか?少しの余興にお付き合いいただけたらと思ったのですが…」
「我が宝物をそのようなことに」
「いいじゃんギル、出してくれよ!」
目を輝かせている樹くんは本当に可愛い。
そっと気付かれないように机の上の一眼レフを手に取り、樹くんのその素晴らしい表情を記録に残していきたいのだがアルトリアが阻む。
何故邪魔をするんだアルトリア!
目で訴えかけたら向こうも目で訴えかけてきた。
それは盗撮です! いけませんマスター。
お互いの主張を訴えかけていたら向こうも折り合いが付いたらしい。
「っち、精々面白いものを見せるのだな雑種」
「サンキューギル!」
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新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 翔べないペンギンさん» 見に行ってみます (2019年10月9日 20時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» uranai.nosv.org/u.php/hp/hyuuga075 御姉妹のイメージとしてはこちらとなります。 (2019年10月9日 20時) (レス) id: 1e7455f34a (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 翔べないペンギンさん» 無理なら、次女の容姿はどんなのか聞きたいです。 (2019年10月9日 20時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» お気遣いありがとうございます。いえいえ、そこまでしていただかなくてもよろしいですよ。なんとか自分で無から有を産み出せるように努力してみますので。ご提案ありがとうございました。 (2019年10月9日 20時) (レス) id: 1e7455f34a (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 翔べないペンギンさん» それなら、自分が書きましょうか?次女の容姿がわかれば書けますよ。 (2019年10月9日 15時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翔べないペンギン/湊 | 作者ホームページ:なし。
作成日時:2019年9月24日 22時