お気に召すまま。４

156. side H ページ9

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久しぶりに無防備に緩い顔のAちゃん


美味しそうにあったかいカフェオレ飲んで、目の前のキラキラしたフルーツタルトに目を輝かせる

ここのカフェ、本気で気に入ったらしい。
この前も同じようなこと言ったけど、彼女、かなり本気です。





「 スーパーヒーローだね、って言われたの 」


隼『 良かったね 』


「 私も月刊EXILEのお仕事一緒にしたかったなぁ 」


隼『 Aちゃん、てっきり明日香さんのこと苦手だと思ってたけどそんな事無かったんだね 』


「 うーん、それ、多分隼くんが黒木さんのこと好きだと思ってたから、 」


隼『 とんだ単純野郎だな 』


「 それって褒め言葉？ 」


隼『 ただのバカじゃん 笑 』





酷いなー、ボケたんだよー、って唇突き出していじけるAちゃん


男でも分かる可愛い赤のリップ

Aちゃんって、白くて透けそうなくらい綺麗な肌してるからメイクが映える。


そんな綺麗なAちゃんの顔を、頬杖をつきながらじっと見てると、視線に気づいたAちゃんが頬を赤らめた





「 なにか付いてますか、 」


隼『 目と鼻と口と、 』


「 あー、あー！分かった！ 」


隼『 照れちゃったんだ 』


「 隼くんが見るから、 」





やばいな、可愛いな。

弄り甲斐しかないよ、Aちゃん。









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