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……やって、しまった、
先輩が感じてる孤独を知らぬまま、勝手に。
隼『 …待って……待って先輩ッ! 』
角を曲がったばかりの背中を追いかけて、叫びながら走る
走ってる勢いのまま同じ角を曲がると、階段の前で溜息をついた先輩がいた
「 ハヤトくん、あのね、 」
隼『 あの! 』
言葉を遮って、食い気味に声を張り上げると、先輩はどうしようもなさそうに、なに?と浅く笑う
もし、先輩が振り向いた先に止まることしか出来ない時計があるとしても、それはそれで必要な
もし、その時計を思って唇を噛み締めたなら、それは大事にしなきゃいけない感情だから
隼『 俺は、先輩を寂しくはさせません 』
「 … 、 」
隼『 頼りないかもしれないけど、俺は絶対に先輩を独りにはしない 』
これからは、寂しさを感じる暇さえないくらい、俺が貴女の名前を呼んで、貴女の手を握って、いつでも一緒にいる
だからどうか、
隼『 だから…先輩を好きになってもいいですか? 』
貴女は、俺の
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みもざ(プロフ) - あああ!久しぶりに更新ありがとうございます!!玲於くんファンなので最後の甘々がたまらなかったです( i _ i )次のお話も楽しみにしてます! (2018年1月5日 23時) (レス) id: b57c603971 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - とっても面白いです!!言葉の使い方や表現の仕方がほんとに上手くて、引き込まれちゃいます!!更新楽しみに待ってます(^◇^) (2017年12月25日 16時) (レス) id: b002be3119 (このIDを非表示/違反報告)
だーす(プロフ) - 書き方とかすごい上手くて!面白いです!楽しみにしてます (2017年7月17日 20時) (レス) id: 0274778554 (このIDを非表示/違反報告)
聖也(プロフ) - びっくりするぐらい、呆気なく終わりましたね…。そこがまたリアルというか。辛いですね汗 (2017年6月15日 12時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあの(プロフ) - 物凄く面白いです! (2017年5月30日 1時) (レス) id: cdd0f1fc74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーちゃむ | 作成日時:2017年5月8日 22時